2009年12月 2日 (水)

本日発売

このブロクで何度も宣伝している「Lagniappe(ラニヤップ)」のデビューアルバム「ここ」が、きょう12月2日に発売です。
そんなわけで、先日のライブの画像をアップします。
当方も何枚か撮ったのですが、さすがに取材ではないので遠慮がち、公開できるもの少なく。専門家(写真家・坂井和氏)が撮影した写真を借りて。

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これは、ナビゲータ役のmitatake(みたたけ)。ヴォーカルの佐野岳彦はハーモニカも担当、なかなか聴かせてくれた。ギターは見田諭、かなりウマイ。

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傘をさしているのは、もちろん「雨が空から降れば」だから。

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親子ユニット、別名「親バカ」もしくは「介護」ユニットのふたり。

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ピアノの谷川賢作を含めての5人全員のショット。

小売価格は2,500円(税込)。
アルバムについて詳しくは、こちら。http://coco-luck.net/index.html

東京では、山野楽器銀座本店、タワーレコード池袋店、HMV池袋メトロポリタンプラザなどで購入できます。全国どこでも、というわけにはいかないけれど、でも、オンラインで可能ですから、よろしくね~。

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2009年11月21日 (土)

出発(たびだち)の歌

1週間で2度も「出発(たびだち)の歌」を、生で聴く機会を得た。

最初は、しつこく宣伝してきた17日火曜日の「Lagniappe(ラニヤップ)」のライブで、もちろん小室等ご本人によるもの。アンコールで披露されたのだが、これは、まあ、お約束というのか、当然予想されたこと。
しかし、きょう、日付けが変わったので正しくは20日金曜日の夜、とある人たちによる、とある場所での、とある催し物で、これまたフィナーレの曲として、まさか接するとは……。

さて、前者のライブ、後日に報告と書いたけれど、堪能の度合いが極めて深く、数日の時間を経て、なお、落ち着いてリポートできない。つまり、まったくもって、ひとりのファンとして楽しんだわけで、これを、なにやら記述しなければいけないなんて、ううむ、度し難い苦難。

簡単に当夜の模様を述べるならば、やや順番は異なるものの、アルバムに収められている13曲を、見事に演奏、歌い上げた。こむろゆいも、ハスキーな歌声で魅せてくれた、が、なによりも、小室等のアコースティック・ギターに酔いしれた。こんなこと書いたら怒られるかもしれないけれど、「小室ファミリー」というよりは、「小室ワールド」だった、ぼくにはね。

ピアノの谷川賢作も、良かった。ホールの音響も意外に優れていたけれど、PAが入っていたためか、その音色は、当方の全身に突き刺さった。
ナビゲータ役のmitatake(佐野岳彦=ヴォーカル・ハーモニカ、見田諭=ギター)の演奏も十分に満足。見田のギターは、うん、なんか、スゴイ。岳彦の喋りはイマイチ、というか、まだまだだったけどね。
この5人で、冒頭に「雨が空から降れば」。当日は、まさしく雨天。相応しく、味わった。
ラストで再び、5人で「出発(たびだち)の歌」。
これ以上の満喫、近年になく。

そして、2度目の「出発(たびだち)の歌」を聴くことになったのは、「平成21年度自衛隊音楽まつり」というイベント。文字通りの、自衛隊の音楽隊による演奏会。所は、武道館。7000人ほどが集まった。聞けば1日3回の興行とかで、ぼくは夜の部の、一般には非公開の回、知り合いに誘われて。鳩山首相も来ていた。

在日米陸軍や在沖米海兵隊の音楽隊も共演、かれらの、ややカジュアルな演奏ぶりに比べると、我が自衛隊は、きっちり、という感じ。でも、「もののけ姫」やら「戦場のメリークリスマス」やら「天地人のテーマ」やら、馴染みのメロディも少なくなく、楽しめた。「ガンダム」や「ヤッターマン」、それから「宇宙戦艦ヤマト」まで登場したのには驚いた。圧巻は、陸自・海自・空自の合同での「太鼓」。腹に響いた。あぁ、それから、ホンモノの「軍艦行進曲」には、ちょっと苦笑いしたものの、さすが本家、勇壮だった。

なんだか、不思議な1週間。さあ、未来に、飛んでゆこうかな……。

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2009年11月16日 (月)

会えるかもしれない

明日は、いよいよ小室等+こむろゆいの親娘ユニット「Lagniappe(ラニヤップ)」のライブだ。
前述(10/24付け)のとおり、ニューアルバム「ここ」の発売(12月2日)を記念してのもの。全13曲、披露してくれるのかな。「雨が空から降れば」も、聴けたら嬉しいなあ~。

記憶にある最初の、生の音楽系イベントは、親に連れられて行った、ナベプロ主催の新春なんたらかんたら。たぶん、1967年だと思うが、確証はない。
当時のメインは、あの「ザ・ピーナッツ」であり、いまやメンバーが少なくなってしまった「ハナ肇とクレージーキャッツ」といった、1960年代に「お茶の間」を楽しませてくれた面々。

70年代のお笑いをリードした「ザ・ドリフターズ」は、すでに、いかりや長介がリーダーとなっており、ビートルズ日本公演の前座も務めていたが、まだまだ新人扱いだったような。もちろん、志村けんは未加入。

同じく、グループサウンズの伝説「ザ・タイガース」はデビュー前で、たしか「内田裕也と~」と紹介されたような。岸部シローは加入していない。その兄(岸部一徳)は岸部修三と名乗っていたころで、『相棒』の小野田公顕はじめ俳優として活躍するずっと以前の話。

アラ還ながらアイドル好きのミーハーではあるが、彼・彼女らのコンサートなどに行った回数は、それほど多くない。いや、待てよ、あらためて振り返ると、うん、ほとんどないと言うほうが正しいかな。吉田拓郎が一回、それも80年代なってから。マイベスト1の中島みゆきは、いつかも触れたけど、一度もない。少しズレるが、「紅白」はリアルに観たことがあるけど。

在米時代は、「ビージーズ」はじめ、いろいろと。ハリウッド界隈のジャズクラブ(および、その類)にもよく通った。これは、おそらく、クルマという足を持っていたから? あのころは、けっこうフットワーク軽かったからなあ~、体重も50キロ台だったし……。

最近になって、ここでも書いたけど、どういうわけか、機会に恵まれるように。麻丘めぐみの歌を生で聴くなんて、想像もしなかった。週末には、とある「音楽祭」にも、誘われて。

明日17日の「ラニヤップ」のライブは、100人も入れば一杯の、こぢんまりしたものだから、じっくりと堪能してこよう。後日、報告しますね。

せっかくなので、しつこく宣伝。
会場は東京・中目黒の駅前「中目黒GTプラザホール」。開場19:00、開演19:30。出演は、小室等+こむろゆいのほか、谷川賢作(ピアノ)がゲスト。今後の活躍が期待されるコンビのmitatake(佐野岳彦=ヴォーカル・ハーモニカ、見田諭=ギター)も。チケットは当日4000円、前売だと3500円、全席自由です。問い合わせ先は「ココらく」(電話03-3475-1693)。

ちなみに、モスグリーンのハンチング姿の太目のメガネ「独尊男」の正体を知るチャンスです。って……。

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2009年10月24日 (土)

ココからドコへ

さて、前日の続き、ここからは、「ここ」制作発表会で小室父娘と個人的に言葉を交わしたので、敬称つけます。

こむろゆいさんは、20代前半から音楽の道に進み、父の小室等氏も気にかけていたらしい。が、いまなおメジャーな、井上陽水、吉田拓郎、泉谷しげるの各氏とともに1975年、音楽業界では初めての試みとなる「アーティストによるアーティストのためのレコード会社」である「フォーライフ・レコード」(現フォーライフ・ミュージックエンタテイメント)を設立し、初代社長となったこともある父親からすれば、どうコミットするか、難しいところではある。
そんなおり、陽水から「意地を張らずに」と勧められ、娘のライブを観に行ったそうで、以来、折々にジョイントすることが多くなっているという。

ゆいさん、大先輩に対しては、「おとうさん」ではなく「等さん」と呼ぶそうだ。幼いころ、父は売れっ子で多忙、そりゃそうだ、生年の1971年は上条恒彦が歌う「出発(たびだち)の歌」が大ヒットしたんだものね、オフレコ気味に語ってくれたところによると「母子家庭同然だった」らしいので、違和感ないみたい。
まあ、正直な話、等氏も認めているとおり「親バカ・ユニット」だね。もっとも、娘からすると「介護ユニット」らしいけれど、でも、そんなことをステージで披露できる、イイ父娘関係だ。

スペイン語オリジナルの英語「Lagniappe(ラニヤップ)」は、「おまけ」という意味。ふむ。60代も半ばを超えた小室さんにとっては、そんな気分なのかも。デビューアルバムは、だけど、曲調こそフォークっぽいけど、作詞陣がスゴイ。谷川俊太郎やら中原中也、石川啄木、別役実……錚々たる名前だ。
谷川俊太郎の子息・賢作さんの曲も入っている。発表会でもピアノ伴奏を担当していた。下の写真、向かって左端にいます。この賢作さんも知る人ぞ知る音楽家で、わかりやすいところでは映画「八つ墓村」で日本アカデミー音楽賞を受けている。

アルバム「ここ」は、12月2日発売。サンプル盤をもらう。全13曲。夜、独りで、静かに、しみじみ聴くのにピッタリだ。「こんなJ-POPもあるんだぜ」と小室氏。うんうん、そうだね。近頃の詞の意味なんか理解できない身には、うれしい。安心して聴ける、ぼくらの世代には。

記念して、ライブが開かれる。
日時は、11月17日(火)開場19:00、開演19:30、会場は東京・中目黒の駅前「中目黒GTプラザホール」。
出演は、Lagniappeの2人はじめ、谷川賢作氏(ピアノ)がゲスト。ナビゲータとしてmitatake(佐野岳彦=ヴォーカル・ハーモニカ、見田諭=ギター)が登場するが、このコンビも今後の活躍が期待される。
宣伝くさいが、いいや、ついでだから、チケットは前売3500円(当日4000円)で全席自由。
問い合わせ先は「ココらく」(tel : 03-3475-1693 email : info@coco-luck.net http://coco-luck.net)。

ずいぶん詳しく紹介するよね~。はい、実は、この「ココらく」の事業主体「グッドニュースプロジェクト」の主は、当方が現在、親しくつきあっている仲間のひとりなのです。彼には是非、これで儲けていただき、豪華な打ち上げに招かれたい、と。そんな、熱い思いゆえ。ま、図々しい、というか、いやらしい打算とも言えるでしょうが。

ライブそのものは、東北・近畿・四国と広範囲に広がる、我がブログ常連さんには、いささか遠方ですから、首都圏の知己へのご案内、よしなに。もちろん、CDも買ってください。あ~、ただ、もうひとりのこむろ氏のようなバックがついていないので、大きなお店で探してね。

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2009年10月23日 (金)

小室ファミリー始動

わかるような、わからんような、おかしなタイトルですが、さて、なんのこと? このブログの購読者、平均年齢は低くないと思いますが、でも、先ごろ世間を騒がせた某芸能人「てつや」を思い浮かべるでしょうね、おそらく。で、活動を再開した話? なんてね。違います。

あっさり正解を言えば、小室等のことです。みゆみゆさんあたり、「ん? 誰っ?」でしょうか。zunさんやvanillaさんなら、ご存じかな。seigu先生からは、会ったことがある・話したことがある、なんて言われそうですが。

こむろ・ひとし。詳細はwikiあたりで、どうぞ。いまさら説明するまでもないのではありますが、私見では、フォークの教祖的存在。蛇足ながら、フォークの神様は、岡林信康。
で、六文銭時代の「雨が空から降れば」は、マイベスト10入り確実の、珠玉の名曲。youtubeで、聴けますよ、みゆみゆさん。とはいえ、いろいろなバージョンがあるので、ちょっと新しすぎるけれど、これなんか、いかが?⇒http://www.youtube.com/watch?v=bF0R6SBG174

その小室等が、愛娘ゆいと二世代ハイブリット・ユニット「Lagniappe(ラニヤップ)」を結成、デビューアルバム「ここ」を制作した。そう、これこそ「元祖」または「本家」、いや、1968年デビューの「六文銭」世代のぼくからすれば「真正・小室ファミリー」だ。

その発表会に行ってきた。いわゆる記者会見という堅苦しい形ではなく、アルバムの中からのお勧め5曲をライブ演奏という楽しいスタイルだった。そのときの写真をアップ。いつもと違って、今回は制作サイドから許可を得ているので肖像権を気にせず、高解像度の画像です。

今回は書くことが多いので、12月2日発売のアルバムや、この二人について、それから、11月17日に東京都内で開催される記念ライブのことなど、続きは追って。

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2006年11月26日 (日)

夢の途中

やっぱ、オリジナルを超えるのは大変なんだろうね。「セーラー服と機関銃」、好きな薬師丸クンに敬意を払い、ムリして観た。全部ではないけれど。辛かったなあ。短い連ドラでホッ。長澤まさみがとくに下手だとは思わないし、役者もそこそこ。キョンキョンも出ているし。原作の面白さは言うまでもない。なのに、どうして、あんなふうになっちゃうんだろう……。角川春樹はやはり凄かったんだなあ。相米慎二監督の腕か。

組員たちの死に様、面白すぎて、笑っちゃいます。組長である星泉を守るため、と称して、庇い、結果、命を落とす、という流れなのだが、みなさん、完璧に無駄死に。早く逃げてくれ、と絶叫するわりには組長、その場を立ち去らず。いまわの際の組員に駆け寄ったりして、カンドーの一幕、だらだらと。そのあいだ、敵対する組の攻撃、ストップ。そりゃ、あっさりと主役がヤられたら話にならないけどさ。

最も酷かったのが最終回。例の、といっても知らない人には何のこっちゃ? だけど説明省く、機関銃をぶっ放す名場面だけで1時間はもたない。タンカを切る姿はクライマックスらしくて良かったんだが、かの有名な「カ・イ・カ・ン」は削られてしまった。そこは時代というものだから仕方がないと諦めるけどさ、冗長なシーンが続き、エピローグの、更生した若頭が思わぬ形で死ぬところ、とうてい感激できない。なんか、まどろっこしいのに、余韻もなく。

人気女優におんぶにだっこなんかい? まっくたなあ~。浅草には人情がある? そんな描き方、まったくしていないではないか。同じTBS、志垣太郎の「一丁目一番地」の味を学びなさい。四半世紀も経てば、いろいろと社会的背景や事情も変わる。やりにくい点もあるだろう。だけど……。SFXメインなら映像技術の進歩によりレベルアップする、が、人間ドラマは畢竟、演出が問われるだけ。今回のリメイク、いったい誰の思惑か知らないけれど、勝手な夢の中途半端な企画、時間を返せ~! 心の片隅にでも大きくメモしてね。
★1981.12公開映画「セーラー服と機関銃」主題歌(歌・主演 薬師丸ひろ子)
※歌詞の一部が異なる(以下の通り。何故? 誰か事情を知るや……)
来生たかおオリジナル/いまを嘆いても 胸を痛めても ほんの夢の途中

薬師丸バージョン/夢のいた場所に 未練残しても 心寒いだけさ

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2006年11月20日 (月)

トーキョー迷子

テレビドラマ「東京タワー」を観た。原作(11/16付け紹介画像2点のうち4人の著名人が写っているほうに原作者りりー・フランキー氏がチラッと)未読。なかなかに面白かった。田中裕子はイイね、いくつになっても。NHKの朝ドラ「マー姉ちゃん」からのファン。このとき、熊谷真実も好きになった。そのころは海外だろ? 鋭いっ。でもね、ぼくの住んでいたロサンゼルスでは日本語放送で毎週土曜日に1週間分まとめて放映されていたのだ。

沢田研二氏夫人は古き良き日本を舞台にしたドラマによく出演する。今回もそう。懐古趣味はぼくにもある。歳を重ねれば、あのころはよかったねと、つい口にする。たしかに「思い出は綺麗 本当より綺麗」。辛い経験は、たいていの場合、美化される。そうしないと生きにくいからね。持論でもあるが、人は記憶を捏造する、つまり個人の歴史を改竄するものなのだ。

昨今の昭和30年代ブームは、だから、潔くないと思う。この国の現在がどうにもおかしいからと、未来が不透明で、暗く感じるからと、無前提に、昔の日本人は素晴らしかった、と主張するのは間違っている。若いヤツは常に未熟だし、日本語はいつの世にも乱れている。このおかしさの根本に目を背け、ただただ復古的に懐かしむのは、卑怯だ。現在と過去とはもちろん繋がっているのだから。

忘れたことにしていいのか。さて、このドラマの主題歌は、BEGINの「東京」となっている。でもヘンだよね。作詞者・森田貢、作曲し歌ったマイペースの名前は、番組のクレジットに何故でないのだろうか。30代から下ならオリジナル曲を知らないだろうけれど、リアルタイム世代には、この曲はマイペース唯一の大ヒット作。心に沁みる作品だ。無かったことにしていいのか。
★トーキョー迷子(1991)

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2006年11月18日 (土)

世情

きょうのネタはタイトルそのまま。中島みゆきの78年の曲で、TBS系ドラマ「3年B組金八先生」の挿入歌として使われ話題になった、とか。「あの人は今?」的番組での知識だが、この時期、海外にいたのでリアルタイムでは知らない。みゆきフェチなので、賞賛こそすれ、批判はしないぼくだが「シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく」の歌詞には、ちと首をひねる。

70年代も終わりのころ、シュプレヒコールという単語に普遍性はもうなかっただろうし、いまでは死語かも。珍しく戦闘的な言葉。どうして選んだんだろうね。いつもの、個人的な、つまり自分だけの、半径50センチの、女の恨み節ではなくて、曲調も、妙に、社会的、なのに、ペシミスティック。社会的なテーマの場合、もう少し力強いトーンなんだよね。らしくない……。

さて「世情」とは何か。「世の中の事情」「世間一般の人の考え」と辞書はいう。「社会」ではない。似て非なるモノ。たとえば、鬼がない、または鬼ばかりなのは渡る「世間」であって渡る「社会」ではないし、騒がせて申し訳ないのは「世間」であって「社会」ではない。ビミョー。世情も「社会の事情」ではない。前述したように、この歌は「社会的」であって「世間的」では絶対にない。

英語にしたら共にsociety、communityかと思えば、世間は「the world」とか「people」「the public」となる。ニュアンスとしては、そこはかとない差がわかるような、わからないような。仏教用語では「変化してやまない迷いの世界」だそうで、もちろん凡人には理解不能。seigu先生に教えを乞おう。よしなに。

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2006年11月 6日 (月)

地下鉄にのって

こんなタイトルを、このタイミングで出すと、多くは映画を想うかなあ~。いや、読み手の年齢によるか。あぁ、待てよ、それだけだと、ほとんどダブるかも。どっちだろう……。と、書き出す前にブツブツつぶやく書き手。スンマセン。きょうのテーマは、歌のほう。というか、かつて70年代前半に「猫」というグループがいたという話。

代表曲は、個人的には「雪」だと思うけれど、季節がまだ秋なので、そこんとこは冬になったら取り上げようと、で、地下鉄のほうを選び、曲名やらを確認しようとネット検索したら、ズラズラとヒットしたのは「地下鉄(メトロ)に乗って」。なるほど。この映画、公開直後だし、なんか毎日、宣伝CMをテレビで見ていたしなあ。

原作が浅田次郎で、ぼくと同年齢(一部には旧知の事実だけど、やつは同級生)だから、その年代なら、歌も映画もどちらも、という人は少なくないだろうね。やつも承知で「メトロ」と注釈したのかも。新人賞を受けた作品だけど、ぼくとしては大して魅了されず、『日輪の遺産』のほうが好きだ。と、やつの話はおいといて。

猫が、30年ぶりに再結成し、この夏だかに、こぢんまりとしたライブを行なったらしい。これは見たかった、聴きたかった。もともとテレビなんかには出てないはずだし、顔も覚えていないし、拓郎のバックバンドもやっていた、男4人組という程度の知識しかなかったし。その記事を読んだら、一人、欠けていた。そういうこともあるだろね。世代がひとつ回ったんだもの。

四角佳子もゲスト出演したらしい。もちろん、拓郎の最初の奥さんね。おっとっと、前フリだけで1日分の枠を消費してしまった。本当は、関連して、10年前くらいに小室等のミニライブに行って目の前で見たんだ、とか、テレビの番宣でこともあろうにマイペースの「東京」を耳にした衝撃、とか、同級生といやぁケメもそうなんだ、とか書きたかったんだけど。またこんど。

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2006年10月24日 (火)

「旅の宿」

旅行記を始める前に、触れておかなければならないことができてしまった。NHKで「つま恋2006」の模様を放送していたのだ。知らん顔できないよね。吉田拓郎がメインで、かぐや姫も3人揃い、サプライズゲストに中島みゆきだもの。それでも、現場に行きたかったとは思わないが。

3万5000人も集まったらしい。必ずしも団塊の世代ではないようだけど、還暦タクローの熱狂的ファンのパワーにはアタマが下がる。「みんなで一緒に」が好きで、連帯して、石を投げ、社会に出たら、がむしゃらに働き、この国を豊かにした。ありがとう。そして、一斉に退場しつつあり、2007年問題を突きつける。

上の世代へのアンチテーゼなのか下の世代への理解、泣きたくなるほど深く、二度と戻ってこられない「自己探求の旅」を訴求した。おかげで、ニートが定着した。ありがとう。せっかく「自然に生きるってわかるなんて何て不自然なんだろう」と歌ったのになあ~。

それにしても、人は変わる。エンディング曲が「今日までそして明日から」だったのは、どこか暗示的だ。そのうえ、歌い終わった拓郎が深々とおじぎをする姿も、すこぶる象徴的だ。まあ、しかし、「浴衣の~きみは~」実は浅田美代子のことだったと後に知って、ちょっと複雑……。

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