« 2013年2月 | トップページ | 2014年2月 »

2013年3月

2013年3月17日 (日)

おつかれさん

東横線の渋谷駅が地下に移った。メトロ副都心線と直結したため、ということで、それは、だいぶ前に耳にしていたが、うかつにも前日まで、その意味を認識していなかった。あの、かまぼこ型の屋根が特徴的な地上駅が無くなるわけだ。感慨深い。

で、慌てて、当日3月15日、現場に向かった。ジャーナリストは現場が大切・・・なんてね。でも、ライター系の知友が数人、やはり、あの雑踏にいたようだ。やはり、この目で見ておきたいんだね。さすがに、最終電車を見届けることはしなかったけれど。

すでに、渋谷駅周辺は変わりつつある。「マークシティ」ができたころかな、だから21世紀に入ってからということになるが、街の風景が、オシャレになりはじめた。1年前の「ヒカリエ」出現で、というよりは「東急文化会館」が消え、顕著になった。この瞬間は工事中で、ちょいとザワザワしてるけど。

このあと、東急百貨店東横店が建て替えられるのかな、15年後には、かなりの変貌だろうね。まあ、そもそもは、1973年にパルコが登場したあたりから、ファッショナブルな街になってきたんだが、1979年の東急109が決定的だったか、若者の街ってなことになってしまった。

80年代から90年代は、こちとら神田界隈で生きていたので、どんどん渋谷から遠ざかってしまい、気がついたら、もう「我が街」ではなくなっていた。猥雑感ゼロだもんなあ~。

いまも、渋谷区に本籍があるし、2歳で五本木、最寄駅は「学芸大学」、そのあと小学校に入ったころは「祐天寺」、と東横線ヘビーユーザー。そして、恵比寿に引っ越し、東横線自体の利用は減ったが、中高大と渋谷駅が中継地点だった。JRにも地下鉄にも、何千回? 乗った。

東横線渋谷駅南口の脇にある、いまは「カフェ・ミラノ」(ここも駅と運命を共にし閉店してしまったが)は、「アートコーヒー」だった。普通の喫茶店より少し安く、待ち合わせに便利だった。個人的な思い出もある。

文字通り、渋谷は庭だった。なのに、齢を重ね「おやじ」に近づくほどに神田や新橋に出没する機会が増えた。そして、ついには銀座界隈へ進出。ぼくにとって、渋谷は「外国」になった。この再開発は「おとなの街」をめざしてのことと聞く。どうなんだろ……うまくいくかな。

あの、東横線渋谷駅は、3月15日、86年の生涯を終えた。おつかれさん。

ほぼ同時に、我が父も、87年の生涯を終えた。おつかれさん。

| | コメント (4)

2013年3月 9日 (土)

未練の話

本日、妹の誕生日。ただの年女。「ただの」というのは、還暦+1の小生だから、彼女は還暦かな、と勘違いされるのを避けたくて。本人、ここを読んでないから、どうでもいいんだけど。つまり、歳の差13。その間に誰もいない。あぁ、おふくろから、本当は2、3人いたらしいと聞いた記憶。生を受けることはなかった。

「東京大空襲」の明日は、相方の。明後日は、seigu翁の傘寿、言わずと知れた「3.11」。ぼくのは何の記念日でもないけれど、「1.17」の翌日ということで、あの年は、ちょっと祝い気分が削がれた。いや、ちょっとどころではなかったなあ~。関西圏には親族が多かったし、なかなか連絡つかなかったし。

2年前のときは、直接の知り合いがいなかったので、少しだけ気楽……。違うなあ~、こちらも「被災県」、当事者だった。もちろん、かの3県とは比べるべくもないが。うん、とくに「福島」とは比較することすら、おこがましい。あそこの時間は、止まったまま。

時の解凍は、難しい。あの日を回顧できるのは、時計の針がほぼ従来通りに進んでいるから。凍結したままでは、昔は昔になりえない。それは「いま」だ。物理的には2年の歳月が経っても、心理的な時間が動いていなければ、まさに、昨日のことのようだろう。振り返ってみたら、すぐ後ろに「あの日」がある。辛かろう。

男は一般に、誕生日やら結婚記念日やらに弱いとされる。それは、たぶん、過去を引きずるからだろう。未練がましさゆえに、「あの日」を「過去」にしない。メモリアルとして封じ込めない、できない。だから、何年も過ぎると、かえって記憶が曖昧になってしまう。ホントかな~、ま、勝手な理屈だけどさ。

もっとも、当方は、「男脳・女脳」テストとかいうもので、両方の要素を持つ結果、シロウト診断だけどね、それゆえか、記念日が好きだ。かなりの未練たらたら人間なのに。不思議だ。いや、あまりの未練がましさゆえに、「あの日」を忘れないのかも……。これも、あはははっ、独断というか何というか、ただの妄論。

さあて。過去ばかり見ているけど、振り返れば、つまり、前を向いたら、ほぉら、締め切りがすぐそこに。げっ。

| | コメント (2)

« 2013年2月 | トップページ | 2014年2月 »