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2011年10月18日 (火)

友よ

まさか、きみをみおくる日がくるなんて、思ってもみなかった。いや、あんさんから、メールで、入院していると聞き、それが辛い病だと知り、半ば覚悟はしたのだけれど、でも、ぼくは、どこかで、2歳(ふたつ)も若いきみが先になるとは、思いたくなかった。長いつきあいだもん。考えたくなかったんだ。

そやけど、第一印象は、悪かったなあ~。あんさんの、その人懐っこさ、初対面から、旧い友達のように接する、遠慮のなさ、ちょっと苦手だった。ぼくの人見知りを、あんさんはあんさんで、メンドくさいやつだと。つまり、お互いさまだったと、あとで知った。そやのに、あれから30年あまり、友人でいられた。よかった。

でもさ、ぼくらの約束は、どないすんのや? 昔、若いときに、あんさんと、そしてウチの女房と、3人で多くの曲を作った。青春の思い出。だけど、いつだったか、去年だったけ、「1曲か2曲、エエのがあるでぇ、Keiさん、いまなら売れるかもしれへんでぇ」と、きみが言うものだから、「よっしゃ、歌のうまい若いこを見つけて、レコーディングしようや」と、「老後は印税生活や」と、酒も飲んでないのに、盛り上がったやん。あの約束……、まだ果たしてないやんか。

まあ、しゃないなあ~。あんさんは、もぉおれへんのやし。女房も、おれへん。そっちで、女房と、Emiちゃんと、デュエットしとき。ぼくらが結婚したとき、あんさん、ぼくがいなかったら口説いてた、って。いまなら、もぉかまへんで。口説いても、ええで。そっちで、仲良くやっとき。いずれ、ぼくもいくし。そしたら、また3人で、大合唱しよや。あぁ、あんさんの奥さんも入れて4人か。不謹慎な話やな、すまん。

1976年のクリスマスイブの夜に、アメリカ・ロサンゼルスで、あんさんと初めて出会って、35年、ずっと友として生きてきたこと、ぼくは、本当に、幸せだったと、ホントに、そう思う。

じゃぁな。

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