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2011年4月11日 (月)

パラダイム・シフト

あれから1か月が過ぎた、と、ある種の節目において何か記しておこうと思っていたら、M7クラスの余震。いまもずっと、その余震は続く。テレビは2、3分おきに「地震速報」を流している。ノーテンキに雑感など書いている場合ではない。

科学的根拠はない、ただの直感だが、大きな余震は、やがて、もう少し南、つまり茨城か千葉東方沖あたりでも起こるだろう。まあ、ここは大丈夫だとは思う。「大丈夫」って、どゆものか、と、われながら苦笑してしまうけれど。

いずれにしても、始まったわけだ。3月11日に。そして、終わりは? これは、誰にもわかるまい。言えることは、たぶん、次第に弱まっていき、体感できる地震は、気がついたら、しばらくないね、と。そんなとこではないか。

何か月か、何年か、いつか、どこかの時点で、振り返ってみれば、この「時期」を客観的に認識できるだろう。そのとき、何が始まったのかも、判るだろう。

さて、始まったものは、もうひとつ。パラダイムのシフト、変換。
前々項のコメントで、ぼくは、「いまの豊かな文明水準は原発抜きに維持できない……それもウソかもしれません」と。

豊かさへの希求は、ほとんど本能かもしれません。でも、ちょっと立ち止まってみたいと思います。「原発」の問題は二の次にして、このいまの豊かさを、一瞬だけでも、見つめ直してみましょうよ。

GDPが世界第2位から3位に落ちたからと嘆かず、やがて中国のみならずインドにも抜かれるそうなので、それこそ「1位だ2位だ」という発想を、いったん保留してみませんか。なにも、ナントカ大臣を擁護するわけでなく、GDPなんか10位程度で十分やんか~と。

エアコンなしの夏はさすがに辛いと、愚痴った。28年前の扇風機だけの夏を思い出せば、たしかに贅沢なんだけど、いまさらゼロにはできない。でも、一家に一台でいいのでは。各部屋に装備するほど、頑張らなくてもいいじゃないかな。

無理にシンプルな生活を、と言いたいのではありません。いろいろなことが複雑化した現代、そうそう簡単に、何もかも捨てちゃえ、とはいかない。無駄も、必要ではないかと思います。

それでも、前進前進また前進、という考えを、そろそろ改めてもよいころかな、と。すると「停滞」との恐ろしい単語が浮かぶけれど、そういうネガティブなものではなく、「昼寝でも」くらいの、ゆる~い意味合いです。

「進化は全き善か」、そんな疑問を常日頃から感じている当方だから、でしょうね。でもね、もう一度、「過ぎたるは及ばざるが如し」という孔子の言葉を引用します。2500年前の、この儒教者の「悟り」に、ぼくは、こだわりたい。

おかげさまで、人類は、ここまで到達した。おかげさまで、日本は、ここまで豊かになった。おかげさまで、ぼくは、この日を生きている……そんな感じで、いいのではないでしょうか。

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コメント

お早うございます。
孫さんがツイッターで「いやな予感」とつぶやきました。地震が次第に南に下がるため、首都圏が?というわけ。
そう思っても、どんなことがあっても生き延びるぞ、仕事をするぞと言ってほしいとリプライしました。
おかげさまで、僕はこの日を生きている、そうしましょう。
父上、86歳。あやかるというより、学びたいと思います。PSA値も元に戻り、しばらくは落ち着くか。それにしても、足が動かしにくいのは、これ、地震ストレスが起因かと思います。痛みは、ストレスによると。
地震も、ストレスによる。状況に慣れつつ生きましょう。

投稿: seigu | 2011年4月12日 (火) 08時06分

先程は失礼。送信タグを押しながら「大揺れ」を感じていたのでした。
原発、ドイツは2020年までに全廃と報道されました。現地新聞。読めないのでどういう経過かは分かりません。
アメリカとフランスは、そういうわけにはいかないでしょうから、これからどうなるか。
昨年、菅首相や前原外相が海外に行き、原発商戦での活躍を政権アップの材料としたあたりから、「いやな予感」がしていたのでした。福島原発事故が少しの安定に入る直前にでも、原発全廃止を政策にするのがどの政党であってもいいのではと思います。そういう市民運動が起きないかなと。

投稿: seigu | 2011年4月12日 (火) 09時07分

おはようございます。飛び起きました。予想より早く、小さめで、やってきました。相方宅では電子レンジが揺れを感知し停止したそうで。ウチは落下物少々。発表は4ですが、昨夜も同じ。感覚としては5弱ですね。翁宅は大事なく?

投稿: hiperk | 2011年4月12日 (火) 09時09分

すれちがいましたね、翁。何事もなかったようで。
ストレスは、はい、このノーテンキな独尊男にも、少しは掛かっているようです。「どんなことがあっても」とまで明言する自信はありませんが、還暦はちゃんと迎えたいもので。
ドイツのことについては、在独の例のジャーナリスト氏に訊いてみましょう。
ちなみに、アメリカでは、当時、帰国予定の日本人観光客らに、30日間の「在留許可」の延長が認められた、とか(by 現地の日本語新聞=かつての部下が発行しています)。

投稿: hiperk | 2011年4月12日 (火) 09時21分

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