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2010年6月

2010年6月30日 (水)

7月を前に

今年も前半が終わり、振り返ってみようかと思ったが、去年もやったことなので、何か芸がないね、ヤメた。
後半への展望? うむ、それも、らしくない気がする。ひとつ、年内に事が動くかもしれないのだけど、すぐれて個人的、というか、オープンにすべきことなのかなあ……、わからん。

春から夏にかけて観た映画のことでも。
『2010』も『アバター』も、あまり感動しなかった。スケールの大きさは確かで、その意味では見応えあるんだけど、結論すれば、それだけ。とくに後者はメチャ大ヒットの理由が、納得できない。ま、大画面でなら、もう少し点数高くなるかも。って、どのみち点数なんかつけていないんだけど。なにより、映画館で観ないとダメな映画って……。

邦画『さまよう刃』は期待もしたが、やはり小説の素晴らしさを超えられなかった。『笑う警官』も同様。もちろん、別物とは理解するが、「絵」には「文字」とは異なる感動を期待するものね。とくに前者は、慟哭の一作なのに、映像が平凡。キャストに不満はないけど、原作とは違う結末でもいいけど、観る者の心を揺さぶるようなモノがなかった。残念。
蛇足ながら、もうじき公開の『ロストクライム・閃光』、これも原作は堪能したが、さて、どのような映像になっているんだろう。

『カイジ』『アマルフィ』は、たまたま同時期に。はい、どちらにも天海祐希が出演していて、ぼく、ファンです。だから、楽しく観た。けど、ドラマとしては、うむ、イマイチ。プロットもなかなかだし、役者は揃っているのに、面白かったと強調できるほどの出来ではなかった。

期待したかもしれない『沈まぬ太陽』、なんだかなあ……。3時間半を長いと感じてしまった。不思議だったのは、本編とは関係ないけど、DVDなのに「休憩」がリアルにあったこと。実際に映画館で観た人から「いきなり休憩ですって場内が明るくなって驚いたよ」と聞いていたけど、DVD鑑賞に、そんな必要はあるんだろうか。

そうそう、期待していなかったせいか、『カール爺さんの空飛ぶ家』は、けっこう楽しんだ。ハリウッドの、アニメ、というのか、実写ではない、こういう子ども向け、うん、意外にバカにしちゃいけないんだよね。実のところ、大人向けだったのかも。

振り返ると、『愛を読む人』に高得点かな。ぼくは事前に予備知識を入れないほうなので「完全無修正版」の表示に訳わからず、観たら、あぁなるほど、ではあったけれど、いまどき、こんなくらい、どうということもないよね。むしろ、もっと露骨に描けばよかったのに。でも、ストーリーには、ちょっとウルウル。ドイツの「ナチ」問題は、根深くて、アジア人として同調しにくい面もあるが、こうした作品では「事実に基づいた」という点が、有意義に、心に迫る。

それから、『母なる証明』。韓国映画には、なんだろう、なにか、こう、こちらの柔らかい部分に、ストレートに突き刺さってくる何かが、あるんだよね。これは、母性の映画。でも、恐ろしいほどの母性。その恐ろしさに、思わず後退りしてしまう。ホラーだね。無前提に高い評価とは言いにくいが、ラスト間近のギョッとさせられたところ、そこんとこ、観て損はない。

日本映画にも、そこそこ満足したの、あったような気もするが、ま、いいや、思い出したら、また書こう。

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2010年6月21日 (月)

夏至の日に

参院選の公示が近づいてきた。別に影響力のあるブロクでなし、政治のネタを書いても構わないとは思うけど、なんとなく、気になるね、タイミング的に。

現政権に対する、いいとか悪いとか、直接的な論評ではなく、政権交代にまつわる雑感を少々書いたのだが、やっぱり、なんか、アップをためらう。

マジメな意味では、選挙の結果に、それほど関心はないしなあ~。民主党は結局、負けまい。自民党は、いかなる意味においても勝てまい。小党は、活躍しまい。有名人候補たちの動向とか、下世話な興味は、まあ、あるけど。

自分の選挙区に立候補するらしい人物にも、馴染みはない。人となりを知らない。選択肢は、実際には、ない。政権与党の細かい公約に実は、ほとんど賛同できない。しかし、野党のそれにも、見るべきものはない。

支持できるマニフェストの1つ2つ、あるにはあるが、それを掲げる政党が政権を取れるわけではない。そこに1票を投じたとして、その党の議席が倍増したとして、支持しない政党と勝手に連立でも組まれたら? 「大連立」すら否定できない現実だものね。

我慢して、そう、我慢して、この政権を、あと3年、見たい。見守るなんて、カッコイイことは言わない。ただ、見続けたい。

期待なんぞ、もはやない。そんな幻想は、30年以上も前に、そして、15年ほど前にも、見事に、裏切られた。だけど、有権者であることは、やめないぞ。義務であり、権利である。

アナーキーhiperk、それでも、投票には行く。

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2010年6月17日 (木)

男ひとり

この「唯我独尊」チョイワル・ワガママ「アラ還」オヤヂは、「この世に唯独り」を信条にしているから、連れ合いに先立たれても大丈夫、などと思われるかもしれないが、世の中の多くの亭主族と同様、「おひとりさまになったときのことを」「考えてはいない」(『男おひとりさま術』中澤まゆみ著、法研)もので、そりゃあ、大いに戸惑った。

この本、惹句に「あなた、わたしがいなくなっても、この本があれば、大丈夫ね」とあるが、時すでに遅し。10年前に読んでおけば役に立っただろう。同様に、『男おひとりさま道』(上野千鶴子著、法研)も、読み物としては面白かったけれど、間に合わなかった感が強い。

2冊とも、拙ブログのレギュラー・コメンテーター、というよりは、我が師seigu翁よりの紹介であれば、いきなり何をイチャモンつけとんねん、と、お叱り必定。ご容赦。

でもね、40代で、やもめ暮らしになるとは、ふつう、考えないよなあ~。だから、これらの本が10年前に刊行されていても、おそらく、いや、間違いなく、書店で手にすることはなかっただろう。

所詮、ないものねだりか……。

ただ、ここの読者たちの多くは、連れ合いをお持ちだから、目を通しておいて損はない。若くても40代のようだし、50代から60代にかけての、当方と同世代の男性諸氏には、必須かも。翁が「実践情報書」と命名するように「これからの長い老いの時期を考え、英気を養い、戦略を練る。そんな人にふさわしい本」(翁のHPから引用)だろう。

それから、ときおりコメントをくれる、ますもとさんのブログでの紹介も一読に値するので、リンクを。
http://blog.livedoor.jp/masu0504/archives/51786242.html

それにしても、本書の内容とも重なるが、女房の実印を探すのには苦労したし、銀行口座のカードの暗証番号はついにわからなかったし、遺品の整理は未だ。いざとなったら、たいていの場合、男は、どうにも意気地がない。

幸い、ご存じのように、ぼくは相方を得た。非同居・非入籍だが、どうにかこうにか、おかげさまで「暗い老後」だけは免れそうだ。もう2週間も顔を見ていないが、最低一日一通のメールを命綱に、生きている。法律や制度も必要だろうが、少なくとも小生には、ひとりの女性の存在が……、なんて書くと、「いつまでもラブラブで」てなコメントがつくんだろうか。いいけどさ。

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2010年6月14日 (月)

我が闘争

サッカーは嫌いだ。
なんて言うと、1億サッカーファンを敵に回すか。1億人は大袈裟かな~、でも、きょうのテレビ欄には「熱闘W杯」が乱舞しているし、新聞は明日の配達を特別態勢でと告知するし。

思い出すのは8年前、やはり夏だったか、開け放れた窓から「おおっ!!」の大歓声、普段は居るのかどうかまったく不明の静かなる隣人の、そう、たぶん日本の活躍に対するエールだろう、当方も興味本位でチャンネルを合わせていたから、画面を注視すると、たしかゴールの一瞬だったかな、なるほど、世間はこういうものか、と合点。

いわゆる、国民的合意ってやつだわな、この、なんとも癪に障る、ワールドカップ一色。あぁ、なにも、本当は好きなのに皆が騒ぐから、という、小生の信条たる天邪鬼ゆえ、ではない。

もっとも、嫌いな理由、まことにチンケな話ではある。間違いなく、我が読者諸氏からの賛意はあるまい。

あれは、高校1年生だったか、1968年のことと記憶するが、ぼくをサッカー嫌いにする「事件」があった。我が高校では、サッカーはまだ「同好会」だった。これが「部」に昇格することになった。第一次ブーム、というよりは初めての、かもしれないが、世の中の動きを背景にしてのことである。

余談ながら、『赤き血のイレブン』の人気が貢献したのだと思っていたが、念のため調べたら、これは70年代に入ってからで、そうすると、『ハリスの旋風』が影響したのかな。この漫画は好きだった。

とにかくも、この事案は「生徒議会」の承認事項だった。母校は「擬似・三権分立」のシステムが導入されていて、クラブや同好会を(予算を含めて)所轄するのは「行政委員会」という、その名の通りの行政機関。で、その活動をチェックする機関として「生徒議会」があった。ちなみに、もちろん「司法府」は生徒の手にはなく、教師ら学校側の権限となっていた。

でもって、ある日、「部昇格」案が行政側から提出された。細かい経緯はさすがに忘却のかなたながら、要するに、世間での人気をバックに「当然だろ」という姿勢に、一部議員がカチンときたわけである。その急先鋒が、はい、このオヤヂ。

昇格にあたっては、それなりに規定があって、提案理由では、そのあたりをクリアにできなかった。同好会の会員数もまだ多くなかったと思う。その数が増加する見通しも説得力に欠けていた。ブームとはいえ、そこそこの人気でしかなかったからね。

議案を上程した議会幹部側もやや強圧的だった。というか、議長(高2)は可決を前提にしていた。行政・立法に加え、司法たる学校側のコンセンサスが、すでにできていたのである。だから、まあ、かの事業仕分けではないけど、「どうして部に昇格する必要があるのか」といった議員の質問に、きちんと説得できなかったのだ。

たしか、同様に「部昇格」を希望していた「硬式テニス同好会」が、圧倒的な「軟式テニス部」の勢力の前に、その事案をつぶされたこと(上程すらできなかったと記憶)も影響していた。ちなみに、はい、このオヤヂ、硬式テニスに所属していました、当時。

私怨だよね。だけど、提案者である行政委員長(高2)がうまく説明できず、「陰のトップ」と評判が高かった副委員長(高2)が途中からしゃしゃり出てきたことも火に油を注ぐ。

実は、議会の大勢も「人気になっているし、部でもいいじゃん」ではあったのだが、筋を通したいとする議員は、多少なりとも、いた。少数派は、懸命に論戦を挑み、空気を少しずつ変えていった。とはいえ、放課後の時間を利用しての審議で、徹夜国会なんぞは無理だから、下校時刻が迫る。

採決に入ると、賛成多数は明白。そこで、過激派は、動議を乱発する。議長不信任をはじめ、規約を隅から隅まで読み、優先事項になっているものを見つけ、次から次に緊急上程し、阻止を狙う。果ては、(いまなお続く)我が友・副議長への不信任案も出した。が、多勢に無勢。一つひとつ否決されていき、ジ・エンド。

そんな顛末があって、もともとサッカー嫌いというわけではなかった当方、これがトラウマに。ねっ、とうてい納得できないでしょ、このオヤヂのワガママぶり。

後日談。
この副委員長、当方の「活躍」に、何かを感じたらしく、半年あまりののち、自ら就いていた新聞部部長の後任に、オルグってきた(注・誘ったという意味です)。当時から「長」という肩書きに弱かった小生、受託。これが、ぼくと新聞との出合いで、40年余の今日、この世界でメシを食っている。ちなみに、これは書いたことだが、この先輩と、卒業後に渋谷で遭遇、ぼくはSFの世界にも誘われた。

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2010年6月12日 (土)

良薬は……

やっとこさっとこ(うむ、ミョーな表現だけど、使うよねぃ~)修羅場を脱した。
ここ数年で、こんなにドタバタしたことはなかったなあ。木曜日の夜は、ついに完徹、金曜の夕刻、校正刷りに目を通し、あとは印刷所へ、という流れで、なんとか手を放した。
まだ雑務は残っているが、ひとまずホッと一息ついている土曜日の夜。

完徹にあたっては、おそらく皆さんも一度くらいは口にしている、とある滋養強壮剤、という言い方でいいのかな、商品名は避けるが、宮崎を襲っているヤツと勘違いしそうな、栄養ドリンクね、そいつを飲んだ。

ぼくは、これ、合法的なドラッグだと信じている。というのも、たった1本で、眠気をまったく感じない。朝まで、どころか、ほぼ30時間、睡眠なしで走り抜けることができた。

いかに夜型の当方とはいえ、デッドラインでの異常事態とはいえ、人間の普通の生活パターンからしたら、かなり不自然だよね。コーヒーのカフェインなど比べようもないほどの、有効性を発揮する、そこんとこ、どう考えても、まともではない。

効果があると認めているのだから、なにもケチをつけているのではない。ただ、多用する気はない。なにかしら、怖さを禁じえないのだ。まあ、いわゆるクスリなんて、そもそも、そういうものだとも言えるけれどね。

じたばたしているうちに、永田町界隈は、さらに面白そうに。選挙日程も固まったのかな。あれこれと、公示の前に触れておかないとなあ。
ホントは7/25投票のほうがよかったんだけど。いや何も政治的理由ではなく。11日だとね、7月の月例修羅場に重なるんだよなあ~。翌12日あたりにピークがくる予定なんだが、前夜は当然、開票特番にドップリだからなあ~。
仕方ない。いまから根回しして、15日過ぎにしよう。

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2010年6月 7日 (月)

グチもしくは言い訳

情けないカラダになったものだ。
先月来、ほぼ連日の取材、そのせいか体力・免疫力が低下、どこかで何かをもらったのか、鼻が詰まり、かったるく、体調すぐれず。

ひと昔前なら、こんな状態でも、やるべきことは無理してでもやり、徹夜も辞さず、そして、一段落して、倒れこむ。土日に縛られないので、平日でも勝手にオフと決め込み、体力回復をもくろむ。

おおむね、そんな感じでやってきた。だが、アラ還オヤヂ、ムリが効かなくなっている。

いま、修羅場ド真ん中なのに、作業が一向に進まない。書いた原稿を紙面として組み上げる、その作業に必要なのは、あぁもちろん技術的な要素もあるけど、それは当然のこととして、集中力だけである。それが、続かない。

スケジュールはベタ遅れ。予定では明日当たりに脱出だったんだが、折り返し地点にもまだ遠く。仕方がないので印刷所・担当者に、ゴメンねと。最終的なリミットは、なんとかしようと思う。ぎりぎり、かな。

ブログなんか書いている場合ではない? そのとおり! 現実逃避の余裕は、ない。だけどさ、それはそうなんだけどさ、ちょっぴり息抜きしないとね。

ふだんの逃避モードなら、新政権について触れるところだけど、さすがに、そんなゆとりはない。数少ない信頼できる政治家が新しく幹事長に就いたんだもの、一言、と思うが。

週末に、たとえば相方との濃厚デートが予定されていれば、恰好のニンジンになるんだけどなあ……。

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2010年6月 1日 (火)

夏来ぬと

398

5月の半ばあたりから、ほぼ連日の取材、そのなかでの、まあ、ふと思いつきのショット。はい、言わずと知れた「東京スカイツリー」です。

都心へ向かうルート(総武本線)で、おおむね通過する錦糸町駅(地方の人には「?」でしょうか、すみません)、そのホームから撮りました。
完成したら、どんなふうに見えるようになるのかな、と興味が沸いて。もっと前から撮影しておけば、もうちょっと変化が楽しめたんですけどね。
ま、気が向けば、ときおり、デジカメを向けてみようと思っています。

あ~、タイトルは、もちろん「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」からですが、ホントは、そのパロディをと試みたんですが、できず。冒頭だけで、ご容赦。

気分としては、きょう6月1日から夏になったわけだけど、今年は、冬が去ったはずの4月ごろに、すでに「来たーーーー!」って感じだったなあ~、暦の上で夏といわれても、これが意外にさわやかで、暑い夏の感覚は未だないよね~、なんていうあたりの思いを込めて。

唐突ですが、アホバカ球団に大勝した夜を祝して。

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