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2009年12月24日 (木)

ナンバーワン

修羅場のど真ん中だったが、お笑い好きとしては「M-1」は見逃せない。今年も観た。結果は、ほぼ予想通りで、不満はない。けどね……。

結成10年以内との条件からして、そもそも「新人賞」的な意味合いが強いのかも。だったら、ま、いいんだけど、名称が「グランプリ」だからなあ~。一般紙では「若手漫才日本一を競う」という表現だから、制約の緩い最優秀新人賞ってところかな。

ここ数年、注目度合いが高まるにつれ、優勝しなくても、決勝9組に入ると、次の年の売れ方がハンパではないようだ。メディアでの露出が増えれば、当然、かなりの消耗を強いられる。ライブなどでは、きちんと漫才をやっているのだろうけれど、テレビでは、いわゆる「ヒナ壇芸人」扱いで、まともな芸は見られなくなる。

それでも、キャラとして面白ければ、それはそれでいいだろう。バラエティ・タレントとして人気があるのなら、別に構わない。なかには、ドラマや映画にも出演したりして、一般的な見方では、もはや漫才師とは思えなくなるが、それで食えるのなら、文句を言う筋合いではない。

「南海キャンディーズ」なんかは今回、「M-1」に出てきたこと自体、びっくり。エントリーの資格はあっても、どれほどの意味があるのだろうか。果たして、面白さは、並み。

「ハリセンボン」も同様で、それぞれに女芸人として中堅の地位を築いているように思えるから、いまさら「漫才の最高峰」に挑む理由が、ぼくにはわからない。結果、つまらなかったしね。

一方、テレビであまり見る機会のない「笑い飯」の漫才は、なお訴求力があったけれど、8年連続決勝進出だとかで、当たり前のことだが、その分、ハードルは高くなるはず。実は当方としては最も高得点だったが、おかしな言い方だけど「ベテランの新人」だもの、どうしても「もっと」を求めてしまう。

昨年の覇者「NON STYLE」、あのときの衝撃度は凄かったし、今年も面白かったけれど、2年連続の壁は厚かろう。「ナイツ」も、ある意味で同じ。実力が感じられるだけに、前回のレベルを超えるのには苦労してしまうだろう。

逆に、「パンクブーブー」の優勝は、順当だとは思うものの、知名度がないから、期待値も少なく、つまりハードルの低さが味方した、とも言える。一昨年の「サンドウィッチマン」も、敗者復活戦からの決勝進出で優勝という初のケースだったが、やはり、誰も知らなかった漫才で、極めて新鮮だった。

要するに、そこそこ人気を得ている場合、参加条件には合致していても、この戦いにチャレンジするのには、けっこうなデメリットが生じるのではないか。反対に、売れていない漫才師だと、それがメリットになる気がする。

まあ、もちろん、こんなことはシロウトの雑感で、審査員たちはクロウトなのだから、何も要らぬ心配をする必要はないだろう。

それに、なまじ一瞬の「№1」に輝かないほうが、その後、より成功するという事例は、人生でたくさんあるしね。

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コメント

hiperk さん こんばんは
私もお笑い好きで、毎年「M-1」は楽しみに観ています
でも、お笑い好きと言いながら「パンクブーブー」は知らなかったのです
はじめて観ましたが面白かったですo(*^▽^*)o
個人的には、いつもお笑いさせてもらう「ナイツ」にグランプリをあげたかったなと思うのですが・・・
「笑い飯」の漫才で笑ったこと、今までなかった私でしたが、最初のネタで、今回はじめて大笑いしました
でも、やはり来年こそ「ナイツ」に頑張ってほしいなと思います^^

今年ももうあとわずかですね
来年も素敵なブログにおじゃまさせていただくのを楽しみにしています
良いお年をお迎えくださいm(_ _)m

投稿: vanilla | 2009年12月30日 (水) 00時33分

vanillaさん、時候の挨拶、感謝。
年の瀬のまとめ的にアップしようと思いつつ、目の前の雑事に追われ、って、ま、言い訳ですが(^-^;
こちらこそ、貴女のブログと出合えて楽しく。この先も、よしなに。

投稿: hiperk | 2009年12月30日 (水) 11時37分

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