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2009年12月

2009年12月30日 (水)

年の瀬に

仕事納めして、いくつかの事務的処理、あとは来週、つまり来年だけどね。
分別ごとの年内最後のゴミ収集日程を睨みつつ(やや大)掃除など進めながら、捨て切れなかったモノは来週、つまり来年だけどね。

一方、修羅場の時期に溜まったテレビ録画を徐々に消化中。こちらも、べつに急ぐ必要はないものもあるけれど、年末年始特番のために容量を空けておかないとね。
本を開くには、まだ落ち着かず。命の短歌を受けとめる余裕なく。

そんなわけで、今年をゆっくり回顧するヒマはないのだが、いつの年も大事件・出来事は、それなりに起きているわけで。「政権交代」は特筆すべき事項ではあるけれど、これは瞬間的なネタではなく。

身の回りは比較的、穏やかだったか。昨年は、いろいろと。
あ~、ちょいと「ライブ」づいてしまったかな。新年も1月早々、かの「ラニヤップ」を送り出した我が友、横浜で「JAZZ寄席」興行を3日間(22~24日)、打ち抜くので、1日は観に行くつもり(詳細はあとで、って、これも来年になるけど)。

ふむ。暮れの片付けのかたわらだと、なにやらドタバタ。なに、日頃のツケなんですけどね。
すでに、書き始めて3日目。やはり、キーボードに向かうに相応しい時期ではないのかな。自分なりに1年を振り返るつもりだったのだが、これじゃ「書き納め」しないうちに年が明けちゃう。

さまざまな宿題を抱えながら年越ししそうな、そんな大晦日直前。

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2009年12月24日 (木)

ナンバーワン

修羅場のど真ん中だったが、お笑い好きとしては「M-1」は見逃せない。今年も観た。結果は、ほぼ予想通りで、不満はない。けどね……。

結成10年以内との条件からして、そもそも「新人賞」的な意味合いが強いのかも。だったら、ま、いいんだけど、名称が「グランプリ」だからなあ~。一般紙では「若手漫才日本一を競う」という表現だから、制約の緩い最優秀新人賞ってところかな。

ここ数年、注目度合いが高まるにつれ、優勝しなくても、決勝9組に入ると、次の年の売れ方がハンパではないようだ。メディアでの露出が増えれば、当然、かなりの消耗を強いられる。ライブなどでは、きちんと漫才をやっているのだろうけれど、テレビでは、いわゆる「ヒナ壇芸人」扱いで、まともな芸は見られなくなる。

それでも、キャラとして面白ければ、それはそれでいいだろう。バラエティ・タレントとして人気があるのなら、別に構わない。なかには、ドラマや映画にも出演したりして、一般的な見方では、もはや漫才師とは思えなくなるが、それで食えるのなら、文句を言う筋合いではない。

「南海キャンディーズ」なんかは今回、「M-1」に出てきたこと自体、びっくり。エントリーの資格はあっても、どれほどの意味があるのだろうか。果たして、面白さは、並み。

「ハリセンボン」も同様で、それぞれに女芸人として中堅の地位を築いているように思えるから、いまさら「漫才の最高峰」に挑む理由が、ぼくにはわからない。結果、つまらなかったしね。

一方、テレビであまり見る機会のない「笑い飯」の漫才は、なお訴求力があったけれど、8年連続決勝進出だとかで、当たり前のことだが、その分、ハードルは高くなるはず。実は当方としては最も高得点だったが、おかしな言い方だけど「ベテランの新人」だもの、どうしても「もっと」を求めてしまう。

昨年の覇者「NON STYLE」、あのときの衝撃度は凄かったし、今年も面白かったけれど、2年連続の壁は厚かろう。「ナイツ」も、ある意味で同じ。実力が感じられるだけに、前回のレベルを超えるのには苦労してしまうだろう。

逆に、「パンクブーブー」の優勝は、順当だとは思うものの、知名度がないから、期待値も少なく、つまりハードルの低さが味方した、とも言える。一昨年の「サンドウィッチマン」も、敗者復活戦からの決勝進出で優勝という初のケースだったが、やはり、誰も知らなかった漫才で、極めて新鮮だった。

要するに、そこそこ人気を得ている場合、参加条件には合致していても、この戦いにチャレンジするのには、けっこうなデメリットが生じるのではないか。反対に、売れていない漫才師だと、それがメリットになる気がする。

まあ、もちろん、こんなことはシロウトの雑感で、審査員たちはクロウトなのだから、何も要らぬ心配をする必要はないだろう。

それに、なまじ一瞬の「№1」に輝かないほうが、その後、より成功するという事例は、人生でたくさんあるしね。

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2009年12月22日 (火)

ありのままに

文章については、些か自負はあるけれど、短歌とか俳句だとか、そういうものの素養はない。
20年ほど前にベストセラーとなった『サラダ記念日』には、たぶん多くの人と同様、ちょっと影響受けたりして、5・7・5・7・7に挑んだりもしたが、それだけのこと。サラリーマン川柳みたいなものは、まあ、これも一般的な話だろうが、少しは興味を持つけれど、こちらも、所詮は遊び。

だから、『生きていくための短歌』(南悟、岩波ジュニア新書)という本を贈られたとき、正直、シンドイと思った。誰あろうseigu翁からで、知らん顔できないし。この手は、斜め読みするのも難しそうだし。中高年相手に人気の芸人のような、笑いの対象でもなさそうだし。

先日、仕事の行きかえりにチャレンジすることにした。200頁ほどの、最初の一章、約30頁で挫折。つまらないから? いや、まったくの正反対だ。思わず泣きそうになり、それ以上、読み進めなくなったのである。
単なる形容詞ではなく、ホント、涙が滲んできた。人前でなければ、嗚咽になっていたかもしれない。急いで、本を閉じた。電車の中だもの。

そんなわけで、やっとの思いで、まだ半分程度。目の前の仕事もあって、読了まで、いましばらく時間を要しそう。でも、早く紹介したい。

「定時制高校生が詠む、魂の歌」との惹句は大袈裟ではない。その名のとおり、昼間は働き、夜に学ぶ、おおむね10代の、ほとんど初心者たちが、技巧もなく、飾りもなく、ありのままに、生きる喜びや悲しみなどの、思いを込める。

その思いが、ストレートに、こちらの心に届く。なまじテクニカルではないだけに、不思議なくらい、この独尊オヤヂに迫ってくる。
いまのところ、たとえば俵万智のような、さすがとかうまいとか唸らされる歌は、ない。いや、下手と言うべきだろう。でも、突き刺さるのだ。シロウトゆえの素朴さ、それが、まっすぐに。

著者の南さんは、定時制神戸工業高校の教師を30年間、務める。国語の先生ではあっても、別段、「歌人」とかではないようだ。この南さんの、詠み手の紹介が、うまいのかもしれない。淡々と、事実だけを書き記し、歌を紹介する。それがまた、涙を誘う。

冒頭で、文章には自信があると書いたけれど、いやいや、ちょいと恥ずかしくなってきた。ぼくには、これらの短歌の、詠み手の高校生たちの、そして、この本の素晴らしさを、ちゃんと伝える自信がない。

よかったら、買って、読んでください。

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2009年12月13日 (日)

論じるでなく

師走となれば、お馴染みの「年末進行」で、しばらくは修羅場、とはいえ、たまには息抜きしなくては。と、現実逃避モード。

気軽に、読んだ本の感想でもと、いきたいところなんですが、実は当方、これが苦手で。子どものころから、たとえば面白かったものを「面白かった」と書くのには、なんだか抵抗があって。読後に満足なら、それでいいじゃないか、と。

作文は得意だったから、感じたものを表現するのが嫌ではなかった。ただ、それには相当の時間が必要だし、いわゆる論評になってしまうので、小学生の任ではなく、先生も是としてくれなかった。

中学高校生時代に感想文を書く機会はなかったように思う。大学生のときは、リポートだから、ま、論じていいわけで、苦労なく。社会に出てから、つまりメディアに関わるようになって、カジュアルな仕事として映画評などを担当したこともあったが、まさしく「評」なので、これも、理屈をこねて、むしろウケた。

てなわけで、こういう、時間的余裕のない瞬間には、『チームバチスタの栄光』(海堂尊)だとか『シリウスの道』(藤原伊織)だとか、最近では堪能度合いの高い小説のことに触れるのがベストなんだろうけれど、難しい。

『バチスタ』は、先に観たテレビドラマや映画よりも数段上の出来だと思う。連ドラなんかストーリーを膨らませて、失敗。原作は、シンプルながら、いや、それだからこそ、テーマが凝縮されていた。
『シリウス』は、珍しく、映像(WOWOWでの3時間ドラマ)も活字も両方、満喫した。これも、若干の脚色があったけれど、原作の雰囲気を壊すことなく。

映像系は近ごろ、やたら感動を押し付けてくるので、つまり、演出過剰で、せっかくの物語性が損なわれてしまうケースが目立つ。

その点、首都圏では水曜日の深夜に放映されている、漫画が原作の、『深夜食堂』は、見事。ストーリーは単純。その名のとおり、深夜に営業されている食堂での、人間交差点。いわくのある、男、女、男と女、親子などの、よくある話。
だけど、演出が、かなり抑制されていて、間が、いい。自然に、泣けてくる。「愛」だの「涙」だの、声高に叫ばれなくても、心に沁みる。

そこはかとない情緒。そこに尽きる。「理屈っぽい人間が、よくそんなこと言うよね~」なんてセリフがどこからともなく飛んできそうなので、このへんで。

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2009年12月 7日 (月)

名前が……

忙中、高校+中学校の同窓会あり、出席。いやはや、まったく、アラ還とも思えぬ元気よさ。

とはいえ、鬼籍に入る者の名を聞けば、是非もなし。知らないだけで、他にも、いるや。病とは限らず。

一方、奇跡の生還も。同じテーブルの友いわく「こんなになっちゃった」と、鬘を外せば、見事にツルツル。脳腫瘍とか。先月、一人娘、華燭の典。「生きて花嫁姿を見られるとは思っていなかったよ」と、しみじみ。

日曜夜の設定で、40人ほどの参加は、「定年間近で皆んなヒマだからぢゃないか」と、数年前から子会社出向の弁、隣席で、業界再編で騒がしい企業に勤める友は「何とかしがみついている」と。

別のテーブルに医者たち。欠席の何人かの名をあげ、「家族サービスで大変なんだろう」。ひとりは院長、ひとりは教授、多忙を極めているらしい。

片や、不動産業の友、「めっちゃくちゃ」と嘆く。運送業の友も、同意。デザイナーの友は都心の事務所を引き払った由。もっとも、旧交を温めあう姿、いずれも楽しげ。もちろん、当方も、連チャンながら、杯を重ねる。

役員入りしたという話あれば、再婚したとの報告も。よかったね。ん? 一回り下、ふむ。ま、いいか、奥さんに先立たれたんだし。ん?ん? こっちのやつの相手は30代半ばだとか、うれしそうに待ち受け画面、孫ではなく、1歳の息子だって……。

さて。今回は、恩師が5人も出席。うち3人は常連だが、世界史と地理の先生は、ともに卒業以来だから、40年ぶり。さすがに、一見では「誰?」だった。
写メールで相方に送ると、「どっちが先生か生徒か、わかんない」と。いずこも白髪または毛髪後退、うべなるかな。
彼我の年齢差は永遠に不変ながら、こちらは還暦間近、あちらは古希を過ぎたあたり、ほとんど誤差の範囲内である。

そして、教えを授けた者と受けた者との、立場の違いも変わりはしないが、定年退職の余生を送る師、かつての怖さ、微塵もなく。呑むほどに酔いも回れば、失礼を承知、ただの酔っ払い。

出かける前は相方に、男ばかりだから色気がない、つまんないや、なんてほざいたが、いやいや、ヘタに女性がいたら気を遣うこともあるや。ほぼ100%、名前は同じ、認識がラクである。

とはいえ。「ねぇねぇ、あそこで先生と話し込んでいるの、誰だったけ?」「わからん」「忘れた」「思い出せない」……。顔は覚えているのに。名前が出てこない。あらかた58、還暦まで2年。そう、つまりは、ジジイなのである。

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2009年12月 2日 (水)

本日発売

このブロクで何度も宣伝している「Lagniappe(ラニヤップ)」のデビューアルバム「ここ」が、きょう12月2日に発売です。
そんなわけで、先日のライブの画像をアップします。
当方も何枚か撮ったのですが、さすがに取材ではないので遠慮がち、公開できるもの少なく。専門家(写真家・坂井和氏)が撮影した写真を借りて。

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これは、ナビゲータ役のmitatake(みたたけ)。ヴォーカルの佐野岳彦はハーモニカも担当、なかなか聴かせてくれた。ギターは見田諭、かなりウマイ。

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傘をさしているのは、もちろん「雨が空から降れば」だから。

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親子ユニット、別名「親バカ」もしくは「介護」ユニットのふたり。

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ピアノの谷川賢作を含めての5人全員のショット。

小売価格は2,500円(税込)。
アルバムについて詳しくは、こちら。http://coco-luck.net/index.html

東京では、山野楽器銀座本店、タワーレコード池袋店、HMV池袋メトロポリタンプラザなどで購入できます。全国どこでも、というわけにはいかないけれど、でも、オンラインで可能ですから、よろしくね~。

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