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2009年10月25日 (日)

「身の丈」フォーク

ブログを始めて間もないころ、だからちょうど4年前、猫というフォークグループの名曲「地下鉄にのって」のネタで、再結成の公演に四角佳子も出演したらしいと書き、その連想で、小室等のミニライブに行った話を、あらためてするとの約束、果たします。

もはや前世紀、10年以上も前の出来事、実は、ほとんど覚えていないのだが、たしか、障害者のために開いた、観客10人か20人程度の、ホントに小さな集まり。そうした、ミニというよりはマイクロ・サイズの演奏活動を、あの小室等が~との驚きが、主宰者のひとりである知人から誘われたときの、ぼくの正直な感想。

すでに書いたように、フォーク界の伝説的存在であり、大きなホールを数限りなく満杯にしてきた「教祖」である。ぼくが支払ったのは「チケット代」と呼ぶよりは、主宰の会への「寄付」ではなかったかと記憶する。ほとんどボランティアだったのではなかろうか。

ステージなど設営されることなく、テーブルなどを取り払った小会議室(みたいな部屋)で、おそらく立ったまま、ほんの1メートルかそこらの間近で聴いた「雨が空から降れば」は、まさしく心に沁みた。ほかに何曲か披露したのだろうが、まったく忘れている。

「身の丈」信者の当方とはいえ「分相応」と表現しては失礼である、そのことは承知ながら、しかし、観る側からすれば、チケットが取れない、取れても高額かつ双眼鏡の必要な距離、生では聴こえない歌声……、そんなコンサートは、もう要らない。

先日の発表会兼ライブでも、マイクこそ使用したものの、一段高いところではなく、同じ土俵だった。アコースティックギターとピアノ、それだけ。少し大きな声で喋れば隅まで届く。蛇足ながら、会見のあと、軽食で懇親会との段取りも、ニクイ。和やかに歓談しながらのフェイドアウト。21世紀の小室等に、似合っている。

今回、「ココらく」に関わる仲間から、小室等のアルバムを出すと聞いたとき、スゴイと思った。その彼は音楽業界の人間ではないし、全面的なマネジメントを担当しているわけでもないけれど、だから苦労も多いと思うが、小室等のライブを主催するなんて、夢のような話だ。

いまさらながら、いろいろと調べてみたら、単独ではもちろん、及川恒平、四角佳子と一緒に「まるで六文銭のように」、こむろゆいを加えた発展形で「六文銭‘09」としてアルバムをリリースしているという。

そっか~、常に最先頭を走るわけじゃないが、華やかな脚光を集めるわけじゃないが、一歩ずつ、しっかりと歩いているんだ、ときには立ち止まり、後ろを振り返ったりしながら、と、生意気ながら感心した。これまで1枚のCDも買ったわけではないから、エラソーな話だけどね。

11月17日のライブで、もういちど「雨が空から降れば」を堪能したい。

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