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2009年9月17日 (木)

官僚たちの秋

「鳩」よりも「うさぎ」が気になるきょうこのごろですが、新政権もスタートしたことだし、「政権交代論者」として何か一言。と思いつつ、そもそも自他共に認めるアナーキーな輩、新総理が「国民の皆さん」と呼び掛ける姿、ちょいと違和感あったり。

どうして、「わたしたち国民にとって未知との遭遇……」といった表現をしないのか、太い首を傾げている。政権奪取にチャレンジしていた野党代表が与党となり政権を担うにあたっての決意表明のように聞こえる「見守ってね」では、物足りない。一国のリーダーとなったのだから、我が祖国の柄に言及してほしかったなあ~。ま、施政方針演説ではないから、いいか。

8月30日の夜、久しぶりに興奮を覚えたのは事実である。ぼく個人の歴史では、田中角栄の登場以来かな。明治維新に匹敵する事態としたコメンテーターがいた。客観的にみたら、そうなのかもしれない。が、これは、人の血で彩られた「革命」だから、比較していいのかな。この130年あまりの尺度で考えるのなら「敗戦」も、非常に大きな変化だったろうが、これは「選択した」とは言いにくい。

理由は何であれ、与野党の立場は逆転したのであり、それもオーバー300議席となれば、有権者が民主党に多くのことを真剣に期待したのは、紛れもない。「脱官僚依存」の実質はよくわからないながら、有権者は「ミスター年金」へ拍手を送った。これも動かし難い事実だ。気分的な「風」のせいにしてはいけないだろう。「地殻変動」との評は、的を得ていると思う。

ただ、有権者は、「政権って替えられるんだ」と知ってしまった。この「変化」は何も、民主党にのみ有利に働くわけではない。次回は、「やっぱり自民党に」となるかもしれない。だから、鳩山内閣は、最大4年のうちに、相当の実をあげなくてはならない。寛容なんぞ、国民に求めるな。100日間の蜜月なんて甘いぞ。

そう思っている。だが、しかし。自民党の負け方が、半端なんだなあ~。ちまたでは、「大惨敗」と。いや、違う。ただの「大敗北」に過ぎない。落選すべき20~30人が生き残っている。この人たちは「民主的一党独裁時代の根っこ」みたいな存在で、その根があるかぎり、この党は再生できまい。結果として、二大政党制の時代にはならない。

別な言い方をすれば、民主党は勝ち過ぎではない。70%に達しなかった投票率が、あと5%伸び、ざっと500万票をさらに獲得していたら、自民党は2桁に転落し、生まれ変われたのに。つまり、ぼくにしてみれば、そこに風は吹いていなかったのである。

嫌な予感。大したこともできないのに、少しだけ喝采を浴び、一方で多くの人を悲しませながら、ダラダラと政権を維持させる。それも10年とか。

まあ、しかし、ぼくは、自他共に認める楽観論者でもあり。健全な野党がムリで、今後10年も政権党でいられるなら、この国の膿やら垢やら、けっこう浄化できるかも。

いずれにしても、2009年、やっと「戦後」が終わったのかもしれない。

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コメント

先程、山井和則衆議院議員からメルマガが届き、厚労省政務官に就任したとのこと。
議院で長妻大臣に出会ったら「これから時間があるか」と聞かれ、「ある」といったらいっしょに厚労省へといわれ、大臣室に行って事務方と打ち合わせしていたら「山井政務官」と呼ばれ、「あ、そうなのか」という次第だったとのこと。

山井氏とは短大などで数回仕事をしたため、連絡がある次第。

熱血漢ではあるのですが、厚労省の広い仕事についていかれるのか、少し心配。

「政治家の秋」というドラマが作られるかも。

投稿: seigu | 2009年9月19日 (土) 14時59分

山井氏は、テレビ画面を通して見るだけですが、ちょっと、おっちょこちょいふうですね、熱血ゆえでしょうが。ま、でも、立場が人をつくるということもありますので、期待しましょう。

当方で言えば、枝野幸男氏と面識があります。が、いまのところ無役かな、少し心配です、政策通で知られた人ですから。

投稿: hiperk | 2009年9月20日 (日) 14時00分

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