« 「変」な話 | トップページ | この1年 »

2008年12月16日 (火)

「晴耕雨読」はムリかなあ

今年後半のテレビドラマでは、我が「相棒」は別格として、「風のガーデン」が秀逸。いやはや、脚本の力を思い知らされた。倉本總は、スゴイ。
もちろん、演出も、そして役者も素晴らしい。なんといっても緒形拳の遺作であり、その演技は、まさに渋く光り輝いている。いぶし銀とは、こういうものなのか。中井貴一が、またいいんだなあ~。個人的には、石田えりも。
こういう、きちんとした芝居をやられると、ジャリタレによる学芸会もどきには、もはやまったく価値を見出せない。どれほどストーリーに興味が湧いても、ひいきのタレント・俳優がでていても、である。

「チームバチスタの栄光」は、映画に比べ、はるかに出来が良い。女優としての竹内結子は決して嫌いではないのだけど、演技に幅が無いから、この複雑な原作の「行間」を演じられない。伊藤淳史も上手いわけではないが、ストーリー的に、やはり、この役は男でいい。ただし、このドラマの難点は、提供CMに主役級の俳優が登場していること。せっかく寡黙な男を演じているのに、コマーシャルでは、なんだか浮かれていて、興醒めだ。

意外、といっては失礼だろうが「スキャンダル」が面白い。これまた、脚本家・井上由美子の力量というものか。この時間帯は、ここ数年、TBSに裏切られ続け、すっかり日テレ党になってしまっている。今回も、予告編では女優4人が前面にいて、実は期待していなかった。人妻たちのノーテンキな恋愛ドラマかと思いきや、昨今、これほど先の読めない展開は珍しく、ハマってしまっている。

さて「篤姫」だが、宮崎あおいは見事に演じきった。そのことには拍手したい。でも、以前にも触れたように、回を追うごとに「家族」だとか「愛」だとか言い過ぎで、ちょっと興ざめしてしまった。歴史的な動きをあまりに軽視した結果、たとえば西郷と大久保との訣別なぞ唐突で、西南戦争での西郷の最期のシーンなど、まったく意味不明になってしまった。ホームドラマにするのなら、「大河ドラマ」の枠の外でやるべきだったのではないかな。

こうして毎年、何作か記憶に残る作品があり、ざっと30年余で100本か~、一つひとつ詳しく覚えているわけではないけれど、ドラマって、ホントに、イイ。後期高齢者になったとき(なれたとして)、清愚先生ほどの器でない小生、マジメに文字を追い掛けるのは辛そう。「晴耕雨読」は理想形なのだが、難しいか。でも、映像なら比較的、集中しないでも観られるだろうから、老後の楽しみに。

なんてこと、ほざいてる場合ではないのだ、あぁ~いまはまだ、パソコンのモニターが「友」なのよねぃ……。さあ、仕事仕事。

|

« 「変」な話 | トップページ | この1年 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「変」な話 | トップページ | この1年 »