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2008年6月24日 (火)

さよならだけが人生・・・

このタイトルでオリジナルの五言絶句を思うは、定期巡回者では我らがseigu翁くらいでしょうか。それとも、訳者・井伏鱒二の、原作を超えると評される名訳か。多くは、やはり寺山修司の名を思い浮かべるのでは。いや、もしかしたら、その名すら、遠い過去? そして、この有名なフレーズも、もはや「死語」になっているのかな。

『書を捨てよ、町へ出よう』を所有しているはずなのですが、拙宅の本の山のなかからすぐには発見できず。でも、ネットの時代ですから、簡単に検索。全文掲載してよいのか、著作権の問題がクリアできませんので、しません。
ただ、寺山修司の結句「さよならだけが 人生ならば 人生なんか いりません」は、若き日のぼくに大きな影響を与えた。そう記憶しています。いや、正直な話、寺山修司にはかなり影響されたはずなんだけど、なにせ30年以上も昔のことゆえ、具体的には曖昧になっています。

いまなお明瞭なのは、この詩を、我が永遠のアイドル・内藤洋子の朗読で、おそらくラジオで耳にしたこと。その、ちょっとハスキーな声で「人生なんか いりません」と聴いたとき、身が震えた。それは、はっきり記憶しています。ところが、いくら調べても、その事実は確認できない。むしろ、「六文銭」によるものが曲としてレコード化されていると知り、驚きました。

あやふやなことばかりになってしまうのは、仕方ないですね。10年が一昔なら、30年は、その3つ分。つまり、一世代(ワン・ジェネレーション)ですから。この詩を読んで、20代のぼくが何を思ったのか、いまとなっては詳細不明。そのころのぼくは、本当の「さよなら」なんて経験していなかった。小さな恋と小さな失恋だけ。だから、「さよならだけが人生」ではないと、そう受けとめました。

その思いは、いまなお続いています。紆余曲折。これまで、いくつかの「さよなら」を実感してしまったけれど、ぼくは、ぼくの人生を大切にしています。なぜなら、「さよなら」には「はじめまして」が必須だから。「はじめまして」とくれば当然、中島みゆきの「はじめまして」ですけど、ま、それはさておき。

前項・10年前のオンラインでの出会いから3週間ほど経った、6月27日土曜日の午後、東京・新宿駅新南口改札口で、ぼくは、ついに、相方とリアルに顔を合わせます。よく覚えてる? いや、定例となっていた、その日の飲み会に誘っただけのこと。ま、彼女は、日にちまでは覚えていないでしょうけど。
第一声が「はじめまして」だったかどうか、そこまでは厳密に追究しないでおきましょう。とにかくも、ここからはアナログな人間関係をスタート。といっても、メール世代というよりは、いろいろな都合で、やはりデジタル環境に頼ること、頻り。
この段階では「つきあい」など始まっておらず、ひとりの「友人」または「仲間」のままだったはずなのに、小生の身に大きな「さよなら」が生じ、結果、この「はじめまして」が大きな意味を持つようになる、それゆえに、この日の、相方への第一印象は、記憶の倉庫に埋もれてしまうことがなかった。

さて。10年目の6月27日、たまさか、ぼくらは、しばし時間と空間を共有する。

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コメント

おはようございます。sun
寺山修司さん・・・名前は聞いたことありますが
【さよならだけが人生・・・】はsweat02sweat02sweat02
わかりません。

最後の方はパートナーさんとの
出会いからの物語のようですねwine

今日から主人は出張なので
私は高速をとばして実家に行ってきますrvcardash
運転は大好きなのですが高速道路は・・・
まっすぐな道なのでつまらない(当たり前)
山道でカーブがある道が好きですsign04

最近の若い人は車にあまり興味がないと聞きますが
どうなのでしょうね?

それは地域によって違ってくるとは思いますが
免許とりたての頃なんて嬉しくてよく遠くまで
行ったものですpaper

今週末は西武ドームです。

投稿: みゆみゆ | 2008年6月25日 (水) 08時54分

「さよならだけが人生だ」このタイトルを見て思い出したのは
やはり寺山修司でした

でも、こちらの詩でした・・・
「だいせんじがけだらなよさ」
カルメン・マキも歌っていましたが
この場合は、さびしい時のおまじないでした・・・
寺山修司の詩はいろんな人が歌っていますね
「幸福が遠すぎたら」を「六文銭」が歌っていたのは知りませんでした

私は辛いさよならともう何回か出会っています
もう二度と会うことのできない人へのさよならは、「さよなら」と言葉にしたくない、できないさよならです
でも、今「さよならだけが人生だ」という言葉は、そういう「さよなら」に出会った時、自分に言い聞かせる言葉として、自分を納得させる優しい言葉でもあるような気がします

>なぜなら、「さよなら」には「はじめまして」が必須だから。
逆に「はじめまして」の後には「さよなら」が待っていませんか?


>小生の身に大きな「さよなら」が生じ、結果、この 「はじめまして」が大きな意味を持つようになる、
・・・そうでしたか・・・

10年目の6月27日、「はじめまして」記念日、楽しい時間を過ごされますように

とりとめのないコメント失礼しましたm(_ _)m

投稿: vanilla | 2008年6月25日 (水) 18時45分

みゆみゆさんは、そうすると、「少し前」の若い人、かな。。。
実家は群馬でしたよね、高速を飛ばしてというと、館林あたり?
それとも、所沢につながる関越かな。どちらにせよ、たしかに、
まっすぐですね。クルーザー・コントロールが欲しくなります。
クルマへの興味が薄れつつあること、ぼくには「まとも」に思えます。なぜって、長くなるので、いずれまた。

投稿: hiperk | 2008年6月25日 (水) 19時53分

やはり、vanillaさんは、リアリストでいらっしゃるようですね。
「はじめまして」の後には「さよなら」が。それは事実です。
けど、ぼくは、小心者ですから、そんなことは想像すら嫌で。

それにしても、「優しい言葉」だと指摘されるvanillaさんは、
まちがいなく優しい心の持ち主なんでしょうね。
ぼくの周りには、不思議に、相方をはじめ、そういう心根の人が
集まります。本人には無いのにね。

投稿: hiperk | 2008年6月25日 (水) 20時32分

6月27日heart金曜日
お二人で楽しいひと時をお過ごしくださいwine

実家は前橋です。
現西武ライオンズの渡辺監督とは同郷で
高校生の頃電車ですれ違っていました・・・
と言えば私の歳がバレバレcoldsweats02

あの頃から背が高くて真っ黒に日焼けして
カッコよくて目立っていましたbaseball
今は・・・
帽子をとった時にはビックリしましたweep

投稿: みゆみゆ | 2008年6月27日 (金) 11時36分

10年目の6月27日、「はじめまして」記念日
楽しく過ごしました。ご報告まで。
どのように??? って、そんなん、言えますかいな~。。。coldsweats01coldsweats01coldsweats01

投稿: hiperk | 2008年6月29日 (日) 21時44分

うふふ。
よかったです~!happy01

投稿: vanilla | 2008年6月30日 (月) 00時02分

なるほど、みゆみゆさんは「もう少し前」の若い人なんですね。。。wink
「帽子をとったとき」は、、、他人事ぢゃないなあ~、、、ここ数年、当方も後退激しく。「髪は男の命」なんてシャレてた20代が懐かしい。ってゆかぁ、返ってきてぇぇぇ。sign03

投稿: hiperk | 2008年6月30日 (月) 10時10分

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