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2007年12月28日 (金)

仕事納め

人並みに、年内に終わらせなければならない仕事を、やっと済ませた。あとは、大掃除か。まあ、これは……。賀状は数年前から書かず、おせち料理にも飽きたし、あと3日、ふぅむ、自分なりに振り返る。

今年は、激しい年だった。そう思うファクター、3つほどあるのだが、いずれも、すぐれて私的な事柄ゆえ、書けず。まあ、うち2つは、遅かれ早かれ触れることになると思うのだが。3つ目の出来事も、事象としては同じカテゴリー。3つも重なると、さすがに、何やら感じるもの強く。
概念的にまとめれば、うん、人生ってやつは……。って、あまりに抽象的? だろーなあ。別な言い方をすると、ぼくにとっての今年の一文字は「生」だ。無理やり世情にリンクさせれば、「偽」よりも「退」ということでもある。「生」と「退」、対語みたいなもので、ま、そんな雰囲気のことを、この1年、考えさせられた。

ここ10年くらい、ぼくは「身の丈」という言葉を、ある種、自己の指針としている。
2007年を象徴する「偽」のもとになった、一連の偽装問題は、身の丈を超えたがゆえの、必然的帰結といえる。何回か前に紹介した、「赤福」の、いわば「オンデマンド生産方式」、これを、「成長」の名のもとに捨てた結果が、あの偽装だと、ぼくは思う。
「成長」するということは、そんなにも、まったき善なのか。ぼくは、いま、懐疑的である。そりゃ、子どもは大人になる必要があるけれど。企業・組織は、でかくなると、たいてい、ロクなことがない。もちろん、規模の大きさは、そのリーダーの力量に依るだろうから、見た目、たとえば年商だけでは判断できないが。
スケールメリットを否定はしない。ダイエーは、売上高が1兆円を超えることで初めて可能になった事業もあるだろう。でも、ハワイのショッピングセンターは買わなくてもよかったろう。野球の球団買収は悪くなかったと思うけど。そこらへん、どこまでが適正か、見極めるのは難しい。あの、流通革命の担い手・中内功氏ですら、見誤った。

「身の丈」は、つまり「最適化」である。個のレベルでいえば「悠々自適」の「自適」。ぼくは、これを「自己最適化」だと解釈している。規模で考えれば、自己・個は最小単位である。自分の身のことだけを心配すればいいのであって、一見、誰にでも可能のようではある。が、そうはいかないことは、みなさん承知だろう。天下国家も、ビジネスも、運営するのは大変だが、個人とて同じ。我が身ひとつ、思うようにはいかない。

「自適」に生き、退く。来年の抱負、いや、このあと10年か20年か知らぬが、今後の人生に当てはまるだろう。

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コメント

「仕事終い」が出来たとはおめでとうございます。

「自適」。いい言葉ですね。
とはいえ、さて、その「自」は何かと気になって、少し考えてみました。拙HPに雑感を記しおきました。

年賀状を小生から送りました。初、です。75歳の春なので、そのことを書いた葉書を送った次第。あとから考えると、それをasagaeriに載せれば済んだことと。

小生もそろそろ年賀は親戚だけにするかと、思っています。今年はそれで、200枚を切っています。今年、「年賀は今年限り」という知らせが四人ほどからありました。そういう年齢での付き合いを考えねばと。
来年は、高校時代の友人で有志が文を寄せて「通信」にして送ることにしました。その事務局というか、制作・雑用係をします。インターネットを使わない友人もいることと、アナログでゆっくり読みあうのもいいかなと。友人の一人が胃がんの手術をして、その見舞いに何をしたらいいかと相談し、情報交換が一番ということになったのでもあります。
また、長くなりました。

投稿: seigu | 2007年12月29日 (土) 12時39分

seigu翁、「自」についての考察、拝読。軽佻な小生の「フォロー」、恐縮。

「仕事終い」はしたものの、「激しい年」そのままに、ドタバタしております。「おせち」にも「紅白」にも飽きた身ながら、このような年の暮れ・正月の迎え方、初です。いずれ詳しく。
大晦日に「ブログ書きおさめ」せんと。

投稿: hiperk | 2007年12月30日 (日) 12時49分

蛇足

「仕事納め」が正しいのでしょうね。
工場で、「今日は『仕事しまい』だから午後からは掃除をして四時に食堂へ集まるように」などと触れて廻ったことを思い出しました。「納め」とは、大会社や官庁でいう言葉かなと思っていた次第。そんなことないのでしょう。
「しまい」は「仕舞い、終い」。「仕舞い」がいいなと思います。もう死語でしょうね。

これから拙HPへ大晦日の書き込みををします。

投稿: seigu | 2007年12月31日 (月) 10時41分

読書中でしょうか。
「悠々」の翁とは異なり、「憂々」の当方、細々と「大掃除」でも。なに、ただの掃除なのですが、「大」は、ま、思いのみ。

年の瀬に シャツ一枚の あたたかさ

啓愚

投稿: hiperk | 2007年12月31日 (月) 14時12分

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