« ドラゴンって竜なんだよね | トップページ | オープン or クローズ »

2007年10月21日 (日)

佇む人たち

きょうに限ったことではないのだが、たとえば駅で、エスカレータの下り口付近で電車を待つ人が少なくない。階段でも同じ。東京のターミナルならともかく、ローカルでは階段も狭め、エスカレータ同様、上り下りのあたりの人口密度が高いと、人の流れに支障が出る。昼下がりのダラーンとした時間帯なら、ま、いいさ。逆に、ラッシュアワー時には、なるべく詰め合わせようとするし、そもそもホームに人が溢れているのだから、如何ともし難い。しかし、そこそこ混んでいるけど、それほどには混んでいないという状況でも、変わらないのだ。電車から降りてきた客は階段またはエスカレータを利用しようとするのだから、当然、その周辺の密度はかなり濃くなる。事故のリスクが高まるだけだ。
同様に。店舗の出入り口でも佇む人がいる。目指す売り場がどこか、案内板などを見たりして立ち止まるのは仕方がない。けれど、何を待っているのか、こちらからは想像できない理由があるのか、動かない人がいる。スーパーなどで、買い物カートを持ったままでいられると、広めの入り口も狭き門に早変わり。そりゃ、ほんの数秒のことではあるが、そんな人の背後についた当方は、しばし立ち尽くす。なかには、連れの子どもに「何が欲しいか」と訊く母親。そんなことは、いまその瞬間でなくてもいいだろうよ。二歩か三歩踏み出して、店の中に入ってからにしてくんなまし。
さらに、カートを押す客の多いスーパーでは、通路でも同じ状態になる。買うモノを選ぶために立ち止まっているのなら、それはお互いさまだ。しかし、商品を手に取り今晩の献立にアタマを悩ませる母親の傍らで、カートの周りに子どもがなんとなく立っているだけとか、意味もなく騒いでいるだけとか、ぼくには理解できないケースが少なくない。
つまり、邪魔なのだ。そんなときは譲り合いだけが解決策である。いかに通路を広めにとろうとも、周りを気にしない客ばかりでは意味がない。エスカレータについてはデパートなどでも同じ疑問をもつ。下り口のあたりに立つ人が実に多い。一歩か二歩、横にずれるだけで、流れは格段にスムーズになるというのに。

描写力に乏しいので、ぼくのグチの構図がわかってもらえるか。不安ではあるけれど、似たような不満を持つ人は少なくないと思うのだが。「譲り合いの精神」などと高尚なことを大声で訴えるつもりではない。ささやかな、あまりにもささやかな配慮、それだけのことだ。だけど、かれらには、たぶん、邪魔になっているという自覚がない。そこが、難しい。エスカレータや階段の下り口・上り口でたむろしている人たちは、もしも誰かがホームから落ちたら助けに行く勇気ある者でもある。悪人ではない。でも、間違いなく、往来を邪魔している。悪意ある善者、というよりは、想像力欠如の善者であろうか。佇んでいるだけでは罪にはならない。だけど……。

|

« ドラゴンって竜なんだよね | トップページ | オープン or クローズ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ドラゴンって竜なんだよね | トップページ | オープン or クローズ »