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2007年9月19日 (水)

女ってやつは……

こんなタイトルつけると、数少ない本ブログ・女性ファンからは非難ゴーゴーかも。逆に「ダンナ」族からはシンパシーが得られるか。それとも、すぐれて個人的な?
たまたま先日、おふくろと相方とぼくとの3人で話をする機会があった。前にも書いたように、相方とは籍を同じくしていないし、事実婚とも言いにくいので、母親にすれば「息子の恋人」にすぎない。でも、これはおふくろの特性かなあ、関係の濃い相手に「身内意識」をもってしまうのである。つまり、事実上の「嫁」扱いなのね。そう、「嫁vs姑」。幾つになっても「利害の一致しない」関係だ、本来なら。ところが……なんだか、ミョーに「一致」してしまうんだなあ~。

少し前の本欄で恥を晒した「寝込みを襲われた」際にも、叱責のなかに、不思議な「愛」があった。「この子には精神的に甘いところがある、貴女(当時のカノジョのこと)がしっかりしてくれなきゃ」みたいな言葉を平然と口にするのだ。ハタチそこそこのカノジョにしてみれば「冗談じゃない」よね。結婚したわけでもないのに「ちゃんと面倒みろ」と言われても、困っちゃうさ。その後、おふくろと接する機会はあまり多くなかったが、戸惑っていた。
実際の結婚相手とも「嫁姑」の関係ではなく「同じ女性として」という面を強調するあまり、当初はかなり誤解された。一例をあげれば、太り始めていたぼくの健康状態について「貴女が管理しなきゃダメよ」みたいな要求を、ストレートにつきつける。女房にしてみれば、何か文句をつけられたように思えて、愉快ではない。でも、母親に他意はない。単に、「先輩」からのアドバイスくらいのつもりなのだ。20年の間には、いろいろあって、もっと適切な事例もあるけどプライバシーの度合いが強すぎるからね、まあ、でも、なんとか折り合いはついてきたかなあ、という状態にはなったんだけど。

いまの相方とは、1年ほど前に初対面。独り身になって5年、あれほど息子のことを案じてきた母から、たとえば再婚話はひとつも舞い込まず、「男やもめにウジがわく」ことへの不安、つゆも感じられず。ついに、「心配じゃないのか」と訊くと「そんなわけじゃないけど」と気のない返事。で、アタマにきて(って、おかしな心理状態だろうけれど)、相方の存在を告げると、一転、すぐに会わせろと。そして、2時間かけて、ウチにやってきた。ずいぶんと事前レクチャーしたおかげか、さしたる混乱もなく。とにかく「息子をよろしく」と言い続けていた。もっとも、相方には、我が母に対する違和感、さほどなく。ふうむ。お互い、ぼくも含めて皆、いいトシだから、たしかに時間が解決する部分は小さくないようだ。「会談」は無事終了した。実際、相方は「ふつうのお母さん」と受け止めたようで、めでたし。
それから1年ぶりの再会だから、そんなには親しげな語らいではなかったものの、母はすっかり「嫁」として接している。相方も構えるところなく。いつのまにか、二人で、ぼくのこと、なんやかや。1時間後には「共同戦線」樹立。「55歳にもなって、いつまでも若い格好しているんじゃない。トシ相応に、身奇麗にしなさい」と。相方から常に指示、いや助言を受けています、はい、「髪の毛が少なくなってきたのだから、きちんと整髪しないと」とか「いくら洗濯しているからといって、色褪せたシャツを着ていると」とか、大切なのは心ではあるけれど、しかし、汚い印象を持たれる、過小評価される、などなど。同じセリフを母親が吐く。相方、得意満面。「ねっ、わたしだけが言ってるんじゃないでしょ」とでも言いだけに。当方、完璧に劣勢、てゆか、孤立。黙って頷くしかあるまい。この「三者面談」の帰途、相方は「床屋へ行くこと」をはじめ、さまざまな助言、いや、要求、いやいや「命令」を。そりゃそうだよなあ、お墨付きもらったんだもの。
まったく女ってやつは……。

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