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2007年9月22日 (土)

メディアってやつは……

案の定、「ちょっとチョーシに乗りすぎてな~い?」と、相方からコワ~いメールが入りましたので、ひとまず自虐的な懐古趣味にピリオドを打ちましょう。実のところ、続きも書き上がっているのではあるけれど、現実から遠ざかっているうちに、彼岸の入り。
とはいえ、まだまだ暑い。ホントに「暑さ寒さも彼岸まで」かいなとグチりたくもなる。が、もう少しのシンボーだ。これは、先人の教え。自然の摂理。短期的な統計とは次元が異なる。なのに、ほらほら、やたら大げさな言い回しが好きなマスメディアは「異常気象」を訴える。そりゃ、長い目で見たら、温暖化など地球環境の劣悪化に対して安穏としてはいられまい。看過してはいけない問題は多い。
でもね、秋はすでにぼくらの周りに漂っているじゃん。寒さの冬も必ず来る。その点については心配ないさ、とりあえず。百年後は知らないけど。現実には、もう、あのギラギラ太陽下の耐えられない感覚は随分と収まってきているし、陽が落ちれば、なんとかエアコンなしで過ごせる。でしょ? 少なくとも、ここ首都圏では、「秋きぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」だ。
どうしてメディアってやつは、数字だけでガタガタ言うんだろう。最高気温をみて「猛暑日」だの「真夏日」だのと騒ぎ、果ては「お盆のころみたい」と口走るキャスター。アホかっ。1か月前に比べたら、明らかに街の風景は違うだろうよ。アンタは、自分の感覚を無視するのか。肌に感じる暑さの差を認識できないのか。いかにスタジオの中は人工的な空気が支配しているとはいえ、外気に触れないで一日をおくっているわけではあるまい。数字しか信頼できないのか。己の感性はどこへやってしまった? 皮膚感覚はないのか。メディアに関わる身として、それは決定的な欠陥だろう。

話をもっと大げさにすれば、おそらく、現場でニュース原稿を書いているであろう、そしてそれらを読み上げる、20代後半から30代の層は、幼いときから数字に縛られてきたのだろうね。「点数」や「偏差値」という無機質なものに生き方の指針を預けてしまい、自らの「思い」を軽視してきた、または、そうせざるをえないような教育を受けてきた。
桜の開花や入梅のころにも、ぼくは、「数字偏重」への疑問を表したけれど、ほんの目先の僅かな違いに一喜一憂するメンタリティって、いったい……。開花が1週間くらいズレだからって、何なのか。そもそも、常套句の「例年は」というやつ、その「例年」なんて年は実際には一度も存在しないではないか。単なる「平均値」の上に成り立つ「数字だけの年」つまり「仮想」に過ぎないのに。毎年が、前の年と同じでなければ、または「例年通り」でなければ、すぐさま「異常」だというのか。そんなことを口にするメディアの「報道」は、ぼくにしたら、もはや、ほとんど「デマ」である。
一方で、この時期になると、さっさと秋物の衣装に身を包む、テレビモニターのなかの人物たち。そもそも年中、ネクタイ姿。空調の効く部屋にいるから、そんなバカな格好ができるわけだ。もう9月なんだから秋なんだから、夏物は着ない? さすがに気象コーナーでは「まだ半袖でも」とか「朝夕は何か羽織るものを」と気の利いた助言もしてくれるけれど。
最近になって、ようやく「日本の四季」への疑いがメディアにも登場してきた。でも、ぼくに言わせりゃ、かなり以前からだ。少なくともここ10年、いや15年くらいかな、おおむね残暑はいつまでも厳しく、なかなか秋が来ないなあ~と嘆き、やっと涼しくなったと思ったら暖房が必要になってしまう、もしくは、寒い日々がようやく終わった、暖かな春を楽しもう、と期待に胸膨らませていたら、あっという間に汗をかく季節に。年々、春と秋が短くなってきている。それは、中期的にみて、確実な変化だ。
なのに、メディアは、いつまでたっても「春夏秋冬」の信奉者。最も「保守的」なんだね。だから、ITなんたらかんたらの金融屋もどきの連中に乗っ取られそうになるんだよ。

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コメント

相方に相の手を入れられるまで書き続けたエネルギーは、いや無頓着さは、まだまだ元気がいい証拠。そのうち、ビジネスでも大化けしないとも限らない。ウン?

マスコミの信用ならないのは今に始まったことではないけれども、広告がらみの提灯持ち記事が増えていることは困ったもの。

新聞は小さい記事から読めと教わった者としては、その小さい記事が少なくなっていること、それをスクラップしてみてもつながりがつかないために役立たないこと、様変わりですね。

少しは新聞に寄稿する者として、わが道を行くしかないのでしょう。
加藤周一は、朝日の記者向けに朝日に書いているといっていました。それを読んで何かを考え、それがその記者の書く記事に少しでも反映すればということらしい。急がば回れか。

投稿: seigu | 2007年9月22日 (土) 11時10分

seigu翁、恐縮m(__)m ぢつは、もっとスゴイ脅し文句もあったんですけどね、さすがに書けません(_ _;)
この図々しさが仕事に生かされれば、と思いつつ、なかなか「商い人」になれず(^^;)

提灯持ち記事を載せるくらいなら、いっそ堂々と「PR記事」とことわるほうが、我らが仲間のAさんやらOさんやらもやりやすいのでは。
新聞社のデスク・クラスも、30代後半~40代前半といえばシャバに出る前の「バブル」経験者。「第1志望・朝日新聞/第2志望・ソニー/第3志望・全日空」ではナンダカナア……。
自分でも驚くほど、最近は新聞を読まなくなりました。あながち「老眼」のせいとも言えず。

投稿: hiperk | 2007年9月22日 (土) 17時48分

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