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2007年8月16日 (木)

それにしても暑い

「終戦記念日」との表現には文句を言い続けている旧帝国軍人の父にすれば「敗戦記念日」の本日、当方の関係する領域では大きな事件が発生も夏休みで対応できず、まあいいか~とDVDを観続けているのだが、ま、それはともかく、朝日新聞は「日本製、相次ぐ欠陥」と書く、戦後62年、そりゃあ~、新生・日本も、還暦を過ぎ、いささか疲れ気味だろうや。ここで触れたこともあろうが、世界に冠たる我が祖国は、さまざまな段階・場面で「制度疲労」「経年疲労」を起こしている。
技術立国たる、日本製の品質の良さは、基本的には、まだまだハイレベルにあるとは思うけれど、それでも、このところ、「製造過程でのミス」が目立つ。前述・朝日の記事は「松下電産の電池」に関するものだが、電池ではソニーも大リコールしたばかり。同日には北海道のチョー名産品「白い恋人」の不正が露呈したが、消費期限などに関するインチキは後を絶たない。建築物の偽装問題も記憶に新しい。これらは「確信犯」のケースもあり「ミス」では片付けられないだろうが、逆に言えば、人的なエラーでもあり、ぼくからすれば「つまらん」。よーするに、避けられたはずだと思うからである。かつて、日本車が米国の高速を走って火を噴いたという話は、その技術レベルが追いついていなかったためであり、いわば、しかたがないこと。ところが、昨今は、製品・商品の安全性に対する考えが軽視された結果のように思える。やればできるのに、やらない。もしくは、きちんとやらない。
大急ぎでフォローするが、高品質・付加価値の高いモノを、しっかりとつくり売っている会社が大半ではある。しかし、そうした場合でも、コスト最優先のツケで疎かにしていることはあろう。潜在的に進んでいる「亀裂」がないとは断言できまい。「モノ」「カネ」はともかく、「ヒト」を大切にしない企業は少なくない気がする。その「人材」の地盤沈下は、もはや明らかではあるまいか。つまり、「2割」で「8割」は支えられるが、「1割」で「9割」を支えるのは、相当にキツイということ。
サービス業での、古来の伝統「キメ細かさ」が伝説と化して久しい。1981年に米国から帰ってきたとき、ぼくは、ホッとしたものだ。喫茶店でレストランで、電気屋さんでデパートで、店員たちの対応は、それはそれは素晴らしいレベルにあった。かの国で、たとえばテレビが壊れて修理に出したら、どれだけのストレスを背負い込まされたか。それが、この国では、場末の料理店ですら、座れば冷たい水が出され、注文した品が忘れられることもなく、会計の際の釣銭に気を遣う必要もなく。さすがニッポンと、あらためてカンドーしたものだ。
が、やがて、いつのまにか、ラーメン屋で日本語が通じなくなり、ファストフード店では笑いのネタにされるほどマニュアル化が進み、扱っている商品の知識を持たない輩が増え、それならいっそ、誰とも言葉を交わすことなくネット通販で購入するほうが簡単で間違いのないとの思いに至り、サービスレベルに差がないなら180円のコーヒーで十分だと気づいた。もちろん、例外はあるし、まじめな対応もなくはない。でも、ぼくに限って言えば、不愉快な目に遭いそうな店はハナから回避するよう、アンテナを高めているから、たいがいは事なきを得ているが、それは、こちらの「努力」の結果でもある。
まあ~、待っていればすべての欲求を満たしてくれた、そんな時代がそもそもヘンだったんだよね。欲しいモノ・サービスは、学んだり探したりして、頑張って手に入れなきゃ。そう、単に誰かに何かに願っているだけでは「平和」は実現しない。なんて、ふむ、それは、きょうの日には相応しい結語だけど、ぼくに似合わないなあ~。もとい。ステキな女性と同様にね……。うん、こうでなくっちゃ。

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