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2007年8月 4日 (土)

スモーキン’ブギ

関東圏での、ある日の、タクシー車中にて。タバコの完全禁煙の話になった。というか、「そんなのムリですよ」と、ドライバー氏、大いに嘆く。愛煙家だそうで、ゆえに「お客さんに対して喫うなとは言えませんよ」。喫える場所がどんどんなくなってきたため、いまやタクシーの中は唯一、安心できる喫煙空間なのだとか。なかでも、「若いOLさんの客が多い」と。「まさか街角で立って喫うわけにもいかないし」と、かなりの理解度。そりゃ、ま、そうだろなあ~。アメリカではかなり以前から規制が厳しくて、みなさん、ビルの横手とかで灰皿スタンドを囲うように喫っていた。歩きタバコも珍しくなく。それは女性も例外ではない。なにせ、男女同権国家。日本でも最近は、そうした姿を見かけるようになった。コンビニの店頭には灰皿が常備されているほど。が、しかし、この国ではやはり、女性の歩きタバコには、相当の抵抗があろう。だいいち、各自治体で路上喫煙が規制されるようになってきていることだし。
前述の、出張復路は、最終の新幹線「のぞみ」を利用したのだが、最新の「N700系」という車両だった。テクノロジーについては専門サイト・ブログをご覧いただくとして、乗り心地が快適とかいうよりも、最も驚いたのは、全席完全禁煙だったこと。不覚にも知らなかった。ネットで調べたら嫌煙家諸氏にはとても評判がよい。当然だろ、いままでの分煙スタイルでは、においの点での不快感は避けがたい。ハナから禁煙なら、においの問題はゼロだものね。で、当方、別に2時間半くらい、どぉってことないが(いちお「卒煙」ですしね)、ついにそういう時代がやってきたか、と感慨ひとしお。
この「感慨」、全面ポジティブではない。たぶんにネガティブである。理由は大きく2つ。まずは、新幹線=JRに関連して、日本国有鉄道清算事業団(旧国鉄)の負債の返済に「たばこ特別税」がある事実。28兆円もの巨額の赤字は、なにも当事者の国鉄の責任だけではないのは周知だし、それを棚上げにして、つまり無かったことにしてのJR(本州3社)の好決算じゃん。喫煙者のみに負担を強いる税金により、毎年、2500億~2000億円くらいが債務返済に投入されているという。もちろん元本の返済には回るべくもなく、利息の一部に充当される程度だろうけど。それで完全禁煙かい。ナンダカナア……。
そもそも、だったら非合法にしろよ。そう、2番目の理由は、喫煙は合法なのに、こんなに厳しく制限していいのかという感想である。健康に悪いのは事実だろう、けれど、アルコールをはじめ、この世はカラダに良くないもので溢れているし、それだけでは理由にはならない。80歳90歳のご長寿が、いかにも旨そうにタバコをくゆらせている姿も否定できないしね。税収の問題もあるし、「禁煙法」は不可能だと承知している。でもね。ここまで「危険物」扱いするなら、いっそ法律で縛るべきではないか。原則はOK。実際の運用でNG。なにやら、この国の「特徴」のようで、その、曖昧な部分に腹が立つ。
なにはともあれ、愛煙家の権利は無いに等しく。てゆか、どうも、このところ、「嫌ナントカ権」ばかりが目立つ気がするなあ……。
本日のBGM、はい、察しのとおり、「ダウン・タウン・ブギウギ・バンド」の「スモーキン’ブギ」です(^^)y-゜゜゜ま、実のところ、「知らず知らずのうちに」とか「身も心も」「裏切り者の旅」などのバラード系が好きなんですけどね。

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