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2007年6月24日 (日)

梅雨入り宣言なんてどうでもいい

ようやく梅雨らしくなってきた。やはり、夏は夏らしく暑く、冬は冬らしく寒く、梅雨は梅雨らしく雨の日々、それがいい。体型的に暑いのは苦手だし、年齢とともに寒さへの順応度合いも低下してきたが、なにより傘を差すのは大嫌いだが、「らしさ」は必要だろう。
なんてこと書くと、クビをしめるか。そもそも「おまえらしくないぞ」との声が聞こえてきそうではある。

55歳のオヤヂらしく責任ある日々を送っているのかと問われれば、けっしてそんなことはない。父親らしく子供に接したかと責められれば、育児は母親任せだったなあと反省。地域に暮らす者としてコミュニティを尊重したかと尋ねられれば、隣近所で顔と名前の一致する例ひとつふたつ、3軒くらいはあるかな。サラリーマンらしく会社に尽くしたかと訊かれれば、仕事は愛したが組織は肌に合わなかった。
男らしく、なんて言葉を耳にしたら、食ってかかったものだ。若いころ、ショッキングピンクのシャツを好んで着たり、強くたくましく生きたいなんて思わないとウソぶいたり、大学の入学祝いに犬のぬいぐるみを要望して顰蹙を買ったり。
記念日をよく覚えていると呆れられたこともある。だけど、大切な人との出会いは忘れがたい。学生当時のカノジョとの親しくなっていくプロセスはつぶさに記憶している。30年を経ていまなお誕生日を即答できる。それは、「男のくせに」と言われるようなことなのか。
結婚記念日を失念したことなど一度もない。「あなた、きょうは何の日? まさか忘れたんじゃないでしょうね」と妻に睨まれ狼狽するシーンなど、ドラマのフィクションとしか思えない。毎年、結婚記念日を祝った。それは、「男らしくない」ことなのか。
相方とのファーストコンタクトは6月3日深夜、日付のうえでは4日。そのほかの「記念日」も諳(そら)んじているが、そんな男は珍しい存在なのだろうか。彼女とのメールに絵文字を多用するのは、オヤヂらしくない? そんな……、だって、楽しいじゃん。
男は泣かないもの? そりゃ、ちょっとした出来事で簡単に涙を見せるのは、いささかみっともないとは思う。けれど、人間には、一生に幾度か、慟哭の一瞬がある。そんなときにでも涙をこらえるのが男らしい? ぼくは、断じて認めない。

「らしさ」という価値観に対して、猛烈に反抗してきた。ただの天邪鬼? まあ、たしかに、それだけのことかもしれないけどさ。

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コメント

記念日を覚えているなんて素敵な事ですよ。
私、結婚式の日は覚えているけれど、入籍した日は覚えていません。
旦那さんの方が覚えていますね。
あまり記念日を気にしない私です。
結婚式の日が結婚記念日なんでしょうけれど、結婚記念日の翌日が主人の母の命日なんで、、、複雑です。

投稿: 一加葉 | 2007年6月26日 (火) 11時19分

「複雑」な事情、ぼくにもあります。弔事にわざわざ慶事をぶつけることはないと思いますが、その逆はね……、人知を超えたこと、選べませんものねぃ……。
ところで何故「命日」というのでしょうね。誕生日こそが「命の日」らしく。亡くなった日に「命」という言葉をつけるのには何か意味があるのかしらん。このあたり、かの翁が詳しそう。

投稿: hiperk | 2007年6月26日 (火) 13時14分

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