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2007年4月

2007年4月13日 (金)

晩節

わたし、自他共に認める、頑固者です。歳を重ねるにつれ、ひどくなっています。
「ターバン野口」に怒り心頭です。ご存じですよね、1000円札を、独特な折り方で、絵柄の野口英世がターバンをかぶっているように見せる、というやつ。ネットで騒いでいる分にはともかく、新聞やテレビで紹介され、それが、なんとも、好意的に。批判的に取り上げるのかと思えば、「法的に問題ない」と。わたしには信じられません。お札って、そんな、酔狂な趣味の対象にしてしまっていいんでしょうか。
そんな大袈裟な、という声が聞こえてきそうです。ええ、たしかに。別に、野口さんを敬愛しているわけでなく。単なるパロディみたいなものと思えば、それだけのこと。若いときなら、わたし自身が音頭をとり「ねーねー、知ってる?」と宣伝していたかもしれません。
だけど、近ごろ、いろいろな場面で、世の中の風潮に違和感を感じることが多く。このネタも、そう。理屈を超えて、お金に対する冒涜のように思えるのです。極論すれば「金を稼ぐ」という「神聖」に対する、一線を踏み越えた行為。
わたし、かなりイイカゲンな人間です。この世に絶対的なものなどないと考えています。ですから、全否定も全肯定もしません。何事にも、欠点も利点もある。何人も、短所と長所がある。それでも、最近、一刀両断したくなることが少なくなく。
柔軟さを欠き始めたのでしょうか……。
人生を大きく3つに分ければ(ある人の説ですが)、55歳、第3ステージに差し掛かっているわけで、そろそろ、丸くなってもいいのでは、と、思う半面、ダメなモノはダメといった、度し難い頑迷さが増してきたようにも。
晩節を汚したくない。いや、誉められるような人生を歩んできたわけではないのですが、好々爺というやつに憧れてまして。さまざまな経験を経て、人は、穏やかな心境に達する、と思い込んでいたのです。なのに、どうにも……。

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