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2006年11月19日 (日)

浅い眠り

熟睡する犬という話は聞いたことない。どちらさんも同様だと思う。日がな一日寝ているくせに、音とにおいにはえらく敏感だ。飼い犬がいたころ、起きて、リビングのカーテンを開けると、ヤツは必ずニコニコしていた。散歩を待っているのか、ただの空腹か、どちらにせよ。悔しいので、そっと近づいていっても嗅ぎつけられてしまう。

アタマにきて、ある朝、カーテンはそのままに、心の底から慎重にロックを開錠、細心の注意を払い1ミリずつ開け、げに空き巣という技能は大変だなあなどと場違いの思いを抱きつつ、ある程度の空間をつくり、網戸に手をやり、思い切ってガラッと。ビクンと、起き上がる。ほんの一瞬だが、ヤツは驚いた様子を見せる。虚をつかれたのだ。勝った。わっはっはっ。

飼い主、つまり当方の眠りは深い。寝つきもよく、ちょっとした地震くらいでは目覚めない。よって、寝起きは悪い……ではあったのだが、最近はあまりそうでも……。まず、明け方、「自然」に呼ばれる。これがビックリ。そのうえ、爽やかとは言わないまでも、朝がそんなに不快ではなくなった。これは、しかし、トシではなく。ワーキングスタイルの変化に伴うものだろう。

予定がない、または取材が午後からの日は、目覚めたときが起床時間。10時、11時。だから、就寝が3時4時でも、たっぷり睡眠をとっているはず。7時とか、ぼくにしてはメチャ早起きしなければならない場合は、そんなときでも早寝できるわけでなく、睡眠3時間だったりして辛いのではあるけれど、覚悟を決めているためか、それほどイヤでもない。

それにしても、、、この稿、実は前々日に書いたものなのだが、seigu翁から陶淵明の名を持ち出され、なにやらシンクロしたような……。決して隠遁生活を志してはいないし、そのような実態でもないけれど、目覚めたときが起床時間なんてね。さて、本日のオチだが……、「欲辨已忘言」。弁ぜんと欲して已に言を忘る。うむ、強引すぎるか。

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