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2006年10月30日 (月)

会津の旅その6

悠ゆ亭オーナー夫妻との「面談」を終え、大きな扉の向こうへ。こちらが客室ゾーンになっている。5部屋のうち、本日は3組だとか。観光優先で5時過ぎのチェックインでも一番乗り。当初予定の部屋を見せてもらう。うん、明るく広い角部屋に変更して正解。和室で8畳は決して狭くないけど、のんびりとした時間を過ごすには、ちょっぴりのゼータクが欠かせない。ぼくらの部屋は9畳ある。建物から突き出た感じで、三方に窓だから、採光も十分。
夕食前に風呂。最初の回だけ到着順、ということで当然の一番湯。一巡したら、あとは自由に。24時間OK。せっかくの温泉旅行、風呂の順番待ちは、できるなら避けたい。もっとも、1箇所だけなのに結局は混み合うことがなかった。3組だし。ぼくらが入りすぎなのかも。
Yyt_1 廊下の左右に部屋が2つと3つ。ダイニングへと続く要の位置に風呂。ぼくらは最も遠いが、部屋から顔を出せば、使用中かどうかはすぐわかる。扉が閉まっていなかったら空というシンプルな仕組み。そのため、風呂から出たら必ず扉を開けておいてと念押しされる。
貸し切りのわりには広い。畳で4枚くらいか。カラン4つ。それを2人で独占できる喜び。窓を大きくとっているので、明るさは申し分なく。露天の気分になれる。お湯も、まったりとしていて、好みのぬるめ。いくら浸かっていても湯あたりしない。芯から温まる。でも、ここは濾過しているんだとか。オーナーの哲学。掛け流しは不衛生という。それはそれで納得。「でも、気持ち良かったもんね」と相方。あの騒動以来、細かいことを気にしすぎかも。
湯上りの弛緩したカラダと気分のまま。きょうはよく歩いたし、散策は明日にしよう。どの部屋にもトイレが付いていない。相方が少し引っかかっていた点だ。しかし、風呂場の隣に計3つがまとまっていて、男女共用だが、相方によれば「共同でも、広くてきれいだったし、他の客と鉢合わせすることもなかった」ので問題なし。

7時半、ダイニングへ。L字型の大きなカウンターに、3組分の椅子、というか、それ自体が小さなテーブルくらいの大きさ。ここは何でもデカイ。自分の家には置けない。そういうものを配置することが、しつこいけれど「非日常」で旅情をかきたてる。最新の超高層ホテルに比べると、普通の住まいにかなり近い感覚だが、自宅を想起しては、興醒めだとぼくは思う。
3組ともカップル、若くはない。「でもウチが最年長よ」。そうだよなあ、合計したら3桁だもん。6人を前に、カウンターの向こうでミスターが腕を振るう。なんか、嬉しそう。あぁ、でも、残念ながら、こういう雰囲気だったので写真撮りにくく。料理についての記憶が曖昧。純和食であるのは間違いなく。薄味で極めてヘルシー。あまりに健康的すぎて、濃い味に慣れてしまっているぼくら、正直に言えば「しょうゆ、欲しかったね」。日本酒を別注。銘柄? 忘却。辛めで美味しかった。ねっ。うん。相方、酒には強くないはず。まあ、いいや、雰囲気で呑むものだし。
先付は、山伏茸と菊の甘酢和え、山なめこのおろし和え、ほかに、キノコの種類は忘れたが胡桃和え、味噌和えなど。岩魚の塩焼、これまた告白すれば、ぼくはやや苦手なのだが全て平らげた。ソバガキのお焼きの田楽も目の前で。馬刺しのあと、香茸の炊き込みご飯、天婦羅は朝鮮人参、栗茸、白しめじと説明された、と記憶。キノコ汁にも栗茸、しめじ、杉平茸、いくじ、むき茸、おりみき茸だったか、たっぷりと。二人分のメモリに容量無く。ご容赦。
ここで、オーナーの蕎麦打ちをじっくり拝見。貴重な体験である。目の前で、というのは、相方は初めてらしい。その味は言うまでもなく。やや硬めだった。この喉越し感覚は、ぼくも初めて。なにしろ、関西人、本来は「うどん」党なのである。が、ウマイものはウマイ。それに尽きる。
デザートにフルーツ(梨)が出て、お茶の代わりが、そば湯。満腹。「新鮮な素材を使い、調味料にもこだわる」とか。マヨネーズやらケチャップやらに毎日さらされている舌には、どこか昔の日本の味で懐かしく。うん、これは、若い層には不向きだろう。
ざっと2時間の夕食が終わり部屋に戻る。次は2回目の風呂だ。一息つきたいが、みなさん同じ考えだろう。先手必勝。ふぅ~。ゴクラクゴクラク。
布団は自分たちで敷く。またまた初体験。もちろん自宅は別ですよ。今回は、珍しい経験をたくさんすることになったね。旅の醍醐味だ。とはいえ、あの階段! 一日の疲れ、けっこうな度合いに。日付は変わっていたが早寝しよう。
翌朝、6時に目覚める。当然、朝風呂。「あれ、風呂場の扉が閉まっている」。ロックを確認。ミスではない。さすがに、同好の士あり。待つこと5分。気持ちが焦る。朝ご飯まで、まだまだなのに、待ち焦がれてしまうね。おっ、出た。それぇ~っ。また再びの幸せ……。こんなにハッピーでいいのだろうか……、いいのだ、明日、現実世界に戻ったら……、いやいや、よそう、リアルな話は。(続く)♪

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