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2006年10月27日 (金)

会津の旅その3

押し出し式の窓の開閉方法や部屋の露天風呂場の使い方なども説明された。共用の露天風呂と内湯にも案内される。食事の部屋は、ゆったりとした造りで、各テーブルの間隔も狭くない。コーヒーが自由に飲める。やったね。
101と102の宿泊客用の2つの個室の食事室は、昨年のリニューアル時に設けたという。「若いカップル客や小さなお子さん連れは周囲に気兼ねなく食事したいという要望があるんです」とオーナー。たしかに、ぼくらも、一般的な旅館では部屋出しを望む。でもね……。
翌日の朝食は、個室ではなく、ここで摂ることにしてもらう。結果、大正解。それはまた明日に。
夕食の時間を6時半にする。夫妻だけで運営しているので、3組の客とはいえ同時の配膳は困難なのだろう。
まだ4時半過ぎ。浴衣に着替える前に宿の周囲を散策。静かだ。ブロック1周10分あまり。誰も歩いていない。クルマも走らず。贅沢な時間。「極上の会津」はここにある。真裏から宿の建物を眺める。別荘地を実感。写真に撮ったが、立木が豊かで、全景捉えられず。

いよいよ、風呂だ。まずは共用の内湯へ。部屋のすぐ隣で、自宅のように裸でとはいかないが、エレベータに乗って移動するのに比べたら、部屋付き感覚。宿にはまだぼくらだけ……、おっ、新しい客が着いたようだ。急げ。
窓が大きく、暗くない。湯船は予想より大きい。5、6人は入れる広さ。ファミリー客も多いのだろう。手すりバーが付いている。うれしい。そろそろ、そういうものの世話になる年恰好になってきた。かつてなら気にもしない、工夫や配慮である。
お湯の流れ出る部分が変色している。源泉の楽しさ。茶褐色がかった、にごり湯だ。最初は、ぬるいと感じる。しかし「ゆっくり浸かれば後になって、汗がしっとり出てきます」との説明にウソはない。つまり、ぬるいわけではないのだ。実際、相方は、そうは口にしない。滑らか、という表現のほうが適切かもしれない。ついつい長湯になる。このあとも露天やらに繰り返し入るのだが、湯あたり名人の相方も終始、ご機嫌。「本物だからなのね」。うん。それに、きっと、ここの湯の質が、ぼくらに合っているんだ。
源泉100%掛け流しを誇らしげに語るオーナー。源泉は58度、流入量の調節を、こまめにするという。ミセスによると、その作業にはかなり苦労するらしいが、「好きだから当然」とでも言うかのように、プライド交じりの苦笑に、ぼくらは、感じ入った。

次は露天風呂。階段を下りていく。建物側からは覗けない。もちろん鍵が掛かる。そうそう、室内の明かりについては、ここも内湯同様、部屋の鍵に付いているスティック状の鍵を差し込むと点く仕掛け。ビジネスホテルでよくあるシステムだ。同時に、室外のランプが点いて「使用中」だと報せる。2階も同様、階下に降りずともわかる。便利だ。
脱衣場の向こう側は、さらに低くなっている。2人には十分な広さ。「2人なら、でしょ」と相方。それは、たぶん、ぼくの体型が……。目線の少し先に目隠し。でもね、そんな心配、しないでいられるほど、庭は広くて、周囲1キロの時間が止まっているかのごとく。心地良い錯覚。紛うことなき非日常、ハレの日。うん、露天日和だ。

部屋で、湯上がりのまったりとした時を過ごす。冷蔵庫は空で、廊下に冷えたドリンクのコーナー。自由に取り出し、あとで精算の自主申告制。いいね。お茶は175円。うむ、買ってくるんだった、でも、駅でオーナーにすぐ捕まっちゃったからなあ~、と、たった25円の違いにこだわり、現実に戻るところが小市民。若干の割高はともかく選択肢が少ないのは玉にキズ。アルコールに弱い身には、もう少しソフトドリンクの幅が欲しい。紅茶党の相方、アイスティーが飲みたかったようだ。
浴衣や髭剃りなどアメニティのコーナーも。浴衣は自由にサイズを選べる。うれしい。「小さな宿だから行き届いた心配り」でも、客に任せるものは、こうして用意しておくだけ、過剰に介入しない、という配慮は心憎い。
お腹が空いてきた。連絡を待ちきれず、浴衣姿で部屋を出る。2組が個室を使い、残る1組は食堂、という形だが、ということは、結局のところ、みなさん「個室」みたいなもので。ゼータクだなあ。(続く)♪

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